どうも、shiny(シニー)です。
今回は大切な革靴の長期の保管方法について書いていきたいと思います。
そもそも靴を長期保管する事態は起きうるのか?
私の場合は引越しが原因で収納場所がかなり限られてしまったのが原因でした。
過去にもカビを生やしてしまった経験があるので、今度こそはカビを生やすまいとしっかり対策をして箱にしまいました。
あれから2年…なんとカビを生やす事なく保管する事ができました!
保管の方法、場所、手入れの方法についてまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。
- 革靴を長期保管する予定のある方!
- 長期保管の場所を知りたい方!
- 長期保管のコツが知りたい方!
革靴にカビが生えるとどうなるのか?
まず開封の前にカビが生えるとどうなるのか?をお伝えします。
写真は残しておりませんが、私の場合ボツボツの白いカビが所々生えている状態でした。
早急に手入れをしましたが…時すでに遅し。
いくら手入れをしても、ブツブツの跡(カビが生えた箇所だけ色が濃くなります。)が残ってしまいました。
目立ちにくく手入れは出来ますが、跡が消える事はありませんでした。
黒い革靴であればある程度見えなくする事はできると思いますが、明るい色は相当に注意が必要です。
革靴にとってカビは大敵!
しっかり対策してから保管しましょう!
約2年前に保管して放置した靴がこちら
スコッチグレインのベガノカーフ採用モデルです。
オープン!
ドンッ!!
如何でしょうか?
カビも無く、綺麗な状態でした!(近くで見るとカッサカサですけどね。)
この保管状態を保つためどのような手入れをしたのか?紹介します!
カビを生やさない保管前の手入れ手順!
手入れをしない状態での保管は、カビ発生100%の超危険行為です。
付着した汚れ、水分を餌に割と早めにカビが発生します。
必ず手入れをしてから保管するようにしましょう!
それでは保管前の手入れ方法を紹介します。
まずはしっかり乾かす
まずはしっかり乾かす必要があります。
湿気があるとカビの原因になります。
最低でも2〜3日、出来れば1週間程度は自然乾燥することをオススメします。
紐を取ってシューキーパーを入れる
保管時は紐は外したまま保管するので無くさないようにまとめて結んでおきましょう。
シューキーパーは必須です。
保管中は革が乾燥していきます。
その乾燥過程で、シューキーパーで靴の形が整えられていないと変なシワが付く可能性があります。
出来れば木製のシューキーパーがオススメですが、プラスチックでもOKです。
木製でも最近はかなり安いものも販売されています。
木製で購入するのであれば、下記のようなダブルスプリングタイプがオススメです。
価格がネックの場合は下記のようなプラスチック製も無いよりは全然良いです。
*保管品は私もプラスチック製を使っています。
アイリスオーヤマのプラスチック製シューキーパーはめちゃくちゃコスパが良いので初めてシューキーパーを購入する方にもオススメです。
馬毛ブラシでブラッシング
ホコリを落とします。細かい箇所のホコリもしっかり落としましょう!
馬毛ブラシはコロニルがおすすめ! サイズ的にも丁度良く、毛量も多いので使い易いです。乳化性クリーム塗布
全体に乳化性クリームを塗布していきます。
半年ないしは1年以上保管する場合が多いと思いますので水分、油分しっかり補充しておきましょう!
今回使ったのはブートブラックのライトブランです。
ブートブラックのシュークリームは、伸びが良く浸透性も高いため、かなり重宝します。
色も豊富で、初心者から上級者まで幅広くオススメ出来るクリームです!
豚毛ブラシでブラッシング
豚毛ブラシでブラッシングしていきます。
後ほど乾拭きはしますが出来る限り丁寧にブラッシングしてください。
クリーム残りはカビの原因になります。
私が愛用しているのは、超コスパ豚毛ブラシです。価格は安いですが、品質はしっかりとした優れもの。
サイズも丁度いいです。
まだ持っていない方は本当におすすめ出来るブラシなので是非試してみてください。
鬼乾拭き(重要)
布の端切れで鬼乾拭きしました。鬼乾拭き=超いっぱいの乾拭きです。
強く擦りすぎないように気をつけてください。
完了
このまま保管場所に保管します。私の場合は購入した箱にそのまま入れました。
保管の箱は購入時の純正箱でいいのか?
特に問題は無いです。(実際この箱で2年保管していました。)
気になる場合は、箱に通気口を開けておくとよりカビが生える可能性を減らせます。
具体的には、箱の両サイドに2〜3cm程度の穴を開けておくとかなり通気性が確保できると思います。
保管前はしばらく乾かしてから!でもドライヤーで乾かすのはNG!!
ドライヤーは絶対NGです。
革は乾く時に硬化します。
ドライヤーで乾かした場合、一部しか乾かす事が出来ないので部分的に急乾燥状態になり、歪みが生まれ革が割れてしまう可能性があります。
ドライヤーの熱も絶対良くないですね。革に悪影響しか及ぼしません。
自然乾燥させましょう!
最適な保管場所は?
「室内の日の当たらない、風通しの良い場所」が模範解答ですが、まぁ部屋の中ですね。
私は上記の手入れをして箱に入れた状態で部屋の一角に放置していました。
地域によって変わるかと思いますが、基本それでOKかと思います。
長期保管後、再度履く時の注意点!!
注意点はただ一つ!
必ず手入れをしてから履くようにしましょう!
半年以上放置された靴は革がかなり乾いた状態です。
乾いた状態でそのまま履くと最悪革が割れてしまいます!
大事な靴を永く履く為に、履き始めの手入れは必須です。
手入れとしては、上記で紹介させて頂いた箱に入れる前の手入れを実施して頂ければ問題ありません。
まとめ
今回は靴の長期保管の手入れについて書かせて頂きました。
まとめるとこんな感じ↓
- 革靴の長期保管は乾燥→手入れが必須!
- シューキーパーは本当に必須です!
- 保管場所は「部屋」でOK!
- 保管後の履き始めは必ず手入れをする!
靴の数が増えてきたけどなかなか捨てる事や売る事が出来ない方、引越しなどで靴を置ける数自体が減ってしまった方などなど、靴を長期保存しなくてはならないパターンは意外と多いのではないかと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。