どうも、shiny(シニー)です!
いつもは革靴の手入れの記事を書いておりますが…今回は革財布の手入れについて書いていこうと思います!
手順は革靴とほぼ同じです。
永くキレイに使うためにはしっかりとした手入れと適正な手入れ頻度が超重要なので是非参考にしてみてください。
- 革財布の手入れの方法を知りたい方!
- 革財布を購入したばかりの方!
- 革財布をキレイに保ちたい方!
革財布は手入れが必要です!
牛革財布は革製品なので手入れが必要です。
具体的には乾燥してきたら水分と油分がバランスよく補充する必要があります。
手入れを怠たり、革が乾燥しすぎると…割れてしまいます。
割れた革は二度と元には戻りません。
見た目も、機能も手入れ無しでは維持が出来ないので革財布は必ず手入れをするようにしましょう!
ハッキリ言って、一番手入れが必要なのは【最初】!
財布は製造されてから数ヶ月〜1年程度、流通+在庫の期間があります。もちろんその間は誰も手入れをしてくれません。
新品の革は見た目何ともない様で実は乾燥がかなり進んでいる事が多いです。
と、いう事で最初の手入れが超肝心!
革財布を購入したばかりの方もしっかりと手入れしてあげましょう!
実際手入れをしてみる。
それではまずばスタンダードな手入れの方法を紹介させて頂きます。
ここ3年ほど愛用しているCORBO(コルボ)というブランドの財布です。
中はこんな感じです。超シンプル構造です!
*コードバンやエキゾチックレザーは別のクリームで手入れを行う必要があるので下記紹介する手入れはNGです。
馬毛ブラシでブラッシング
全体をブラッシングしていきます。
しっかりゴミを落としましょう。
ゴミやホコリが残り、クリーム塗布の時に引きずってしまうと傷の原因になります。
馬毛ブラシはコロニルがおすすめ! サイズ的にも丁度良く、毛量も多いので使い易いです。リムーバーで汚れ落とし!
新品の場合は不要ですが、ある程度汚れがある場合はリムーバーを使いましょう。
黒ずみなどの汚れがある場合は内側もリムーバーで手入れしていきます。
モウブレイのステインリムーバーは水性のリムーバーで革への負担を最小限に留めてくれるリムーバーです。
水性ですがよく落ちます!
おそらく靴磨きの業界で最もよく使われているリムーバー!
クリームで保革
次にクリームを全体に塗布していきます。
この乳化性クリームで革に水分と油分を補充します。
コロニル1909シュプリームクリームデラックスは、天然オイルを配合した浸透性の高い乳化性クリームです。
フッ化炭素樹脂が配合されており、保革の他に撥水効果も期待出来ます!
クリームの伸びもよく匂いも少ない使いやすいクリームです。
拭きあげていく
5分程度放置したら布で拭きあげていきます。
ココで余分なクリームを除去すると同時にツヤを出していきます。
防水スプレーをかけていく
最終仕上げ!
防水スプレーをかけていきます。
20cm程離してスプレーするとキレイに掛けられます。
注意!必ず屋外で行って下さい!屋内で行うと大きな事故につながる恐れがあります。
コロニル1909ウォーターストップは配合されているフッ化炭素樹脂が浸透し防水効果を与えます。
しっかり浸透するので革の風合いを損なわないのが特徴です。
私は革靴・財布・レザーグローブに使い倒しています!
完成!
これで完成です。
写真ではちょっと分かり辛いですがかなりキレイになりました!
防水性はどう?
しっかり弾いています!
防水スプレーはシミになる様な汚れからも守ってくれるので出来る限りマメにするとキレイさを保つ事が出来ます。
期間としては2〜3週間に1回程度がオススメです。
薄い色の場合は特にシミが目立ちやすいので防水スプレーをしておくことをオススメします。
時短!こんな手入れの方法もある!
ちょっと工程が多すぎて面倒臭い…という方に朗報!
工程をまとめるクリームがあります。
それが、【サフィールのユニバーサルローション】!
このクリームは汚れ落とし効果、保革効果、ツヤ出し効果が1本で得られるので、汚れ落としのリムーバー工程とクリームを塗る工程をまとめてしまう事ができます。
通常の流れ↓
- 馬毛ブラシで全体をブラッシング
- リムーバーで汚れ落とし
- 乳化性クリームで保革
- 乾拭き
- 防水スプレー
- 完成!
時短の流れ↓
- 馬毛ブラシで全体をブラッシング
- サフィールユニバーサルローションで汚れ落とし&保革
- 乾拭き
- 防水スプレー
- 完成!
先ほどの手入れの反対側をユニバーサルローションを使って手入れしてみました。
しっかり光沢も出ます!
革財布以外にも革ジャンや革靴の時短手入れにも使えます!
手入れの頻度はどの位?
手入れ自体は3ヶ月に一回程度で良いと思います。
色々調べててみると1ヶ月に1回が推奨されているみたいですが、ちょっとやり過ぎですね。
クリームはニベアやワセリンでも大丈夫?
多分大丈夫…ですが、あまりオススメできません。
そもそも人の肌と革はそもそもが全然違いますし、保革する力は圧倒的に革用のクリームの方があります。
シミにならないとも限らないので手入れの際はしっかりと専用のものを使うのが無難です!
100均のクリームはどう?
これはやめた方がいいです。
100円均一のクリームをある程度見ましたが、乳化性クリームなのか、油性のワックスなのか、デリケートクリームなのか…しっかり分類されていない物が多いです。
間違えたクリームを使うぐらいならしっかりと専用のクリームを使いましょう!
靴用クリームはそのまま使える?
靴用乳化性クリームで色がニュートラルのクリームであればOKです。
色が付いている靴用クリームはNGです。確実に色移りします。
上記で紹介した、コロニル1909シュプリームクリームデラックス、サフィールユニバーサルレザーローションは実際革靴にも使っているクリームなので問題ありません。
色落ちしている場合の対処法!
色落ちしている場合の補色については、サフィールレノベイティングカラー補修クリーム+サフィールユニバーサルレザーローションの組み合わせがオススメです!
財布でないですが、革ジャンを補修した時の手順を載せておきます。
もちろん同じ素材の牛革財布でも使える方法になります。
カラー補修クリームとユニバーサルレザーローションを混ぜる
おおよそ1:1で混ぜればOKです。
補色したい箇所に塗布する
補色したい場所に塗り込んでいきます。
10〜20分後乾拭き
クリームを塗布し、10〜20分後放置。その後全体を乾拭きすれば補色完了!
予想以上にしっかりと補色できます!
注意点としては、カラー補修クリームのみで補修をしようとしない事!
ペンキみたいに粘度が高いので高確率で失敗します。
まとめ
革製の財布の手入れについて紹介させて頂きました。
まとめるとこんな感じ!
- 牛革財布は定期的にクリームの手入れをする事でカッコ良くエイジング出来る!
- サフィールのユニバーサルローションは時短で手入れや、補色ベースに使える超優れもの!
- 手入れの頻度は3ヶ月程度でOK!手入れしすぎは財布の寿命を縮めます。
最後まで読んでくださいまして誠にありがとうございました。