どうも、shiny(シニー)です。
今回も雨に関する記事になります。
やっぱり梅雨の時期の雨対策は、靴好きにとっては由々しき問題ですよね。
雨用の革靴を買いたいけど、なかなか高い…。
と、言うことで今回は気になってはいたけど、何となく避けてきた「防水スプレー」を購入したのでレビューしていきたいと思います。
- 防水スプレーの使い方・メーカーで迷っている!
- しっかり防水対策をしたい!
- 防水スプレーでも靴をピカピカにしたい!
防水スプレーに対して食わず嫌いでした。
結論としては、完全に食わず嫌いでした。
効果も高いし、見た目も全く損なわれないので早めに購入すべきでした…。(いい意味での驚きがすごいです。)
正直、せっかくワックスでピカピカにしたつま先がガッツリ曇ってしまうと思ってました。
ちなみに、購入に際しては、革靴(と、言うか革製品)に合った防水スプレーがあるのでその点、注意が必要です。
この辺りはかなり入念に調べて記事にしておりますので読んでこの記事を頂ければバッチリ理解して頂けると思います。
まずはココを抑えて!フッ素系&シリコン系!
現在販売されている防水スプレーは大きく分けて、「フッ素系」と「シリコン系」の2種類に分類されます。
まずは革靴の防水スプレーを理解するために必要な知識としてこの2つの違いを理解する事は絶対です!
違いは以下の通り。
フッ素系防水スプレー
繊維の一つ一つにくっついて撥水させるタイプの防水スプレーです。繊維に付着タイプなので通気性の確保が出来るのが特徴です。
その特徴から衣類や靴の防水に最適です。
シリコン系防水スプレー
表面をコーティングするイメージの防水スプレーです。表面をコーティングするため、高い防水性を持っているのが特徴です。
レインウエアや傘などに最適です。
革靴に必要なのは…??
革靴に必要なのは…フッ素系のスプレーです!
シリコン系の防水スプレーは通気性が悪くなるため絶対NGです。
注意して選ぶようにしましょう!
今回購入したのは【コロニル 1909 シュプリームプロテクトスプレー】
色々検討して購入したのはコロニル 1909 シュプリームプロテクトスプレーです。
コロニル1909という安心感と、防水スプレーなのに革に栄養も与えるという謳い文句からこの防水スプレーに決めました。
- 原産国:ドイツ
- 容量:200ml
- 対象製品:靴、バッグ、ウェア、財布・ベルトなどの小物
- 対象素材:スムースレザー 起毛皮革(スウェード・ヌバック・ベロア)
- 成分:フッ化炭素樹脂 シーダーウッドオイル
シーダーウッドオイルが革に栄養を与えるようです。
フッ化炭素樹脂と皮革への浸透性が高いシーダーウッドオイルをブレンドした防水スプレーです。フッ化炭素樹脂とシーダーウッドオイルが皮革繊維に深く浸透し、高い防水効果と保革・栄養効果を与えます。スムースレザー、起毛皮革をはじめ、メタリック仕上げやプリントレザーなど、様々な皮革に使用できます。
引用元:コロニルHP
他の防水スプレーとの違い
完全に革用。更に保革・栄養効果がある防水スプレーはコレしかありませんでした。まさにこだわる人用の防水スプレーって感じがしたので選んでみました!
防水スプレーの使い方
いかに保革効果あると言えど、履いていたそのままでスプレーをすると付着しているゴミもそのまま巻き込んでしまいます。
防水スプレーをする前にしっかりと手入れをしましょう!
馬毛ブラシでブラッシング
紐を取ってシューキーパーを装着したら全体を馬毛ブラシでブラッシングします。全体をブラッシングすることで砂やホコリを落とします。
私の愛用品はコロニルの馬毛ブラシです。
価格の割に毛量も多く、品質もしっかりしているので長く使えます。
オススメです!
リムーバーで古いクリームを落とす
リムーバーで古いクリームと汚れを落としていきます。
布にリムーバーを取って全体を優しく擦っていきます。
リムーバーは定番のモウブレイを使っています。
水性のリムーバーで、革を傷つけにくく、ワックス面も古いクリームもしっかり落としてくれます。
乳化性クリームを全体に塗布
靴に水分と油分を補給するために乳化性クリームを塗布していきます。
細かい所はペネトレイトブラシを使います。
ブートブラックのシュークリームは、伸びが良く浸透性も高いため、かなり重宝します。 色も豊富で、初心者から上級者まで幅広くオススメ出来るクリームです!豚毛ブラシでブラッシング
乳化性クリームと塗布したらクリームを馴染ませると同時に余分なクリームを取り除くため豚毛ブラシで全体をブラッシングします。
私が愛用しているのは、超コスパ豚毛ブラシです。価格は安いですが、品質はしっかりとした優れもの。
サイズも丁度いいです。
まだ持っていない方は本当におすすめ出来るブラシなので是非試してみてください。
鏡面磨き
お好みでつま先とカカト部分にワックスをかけていきます。
ここでしっかりピカピカにして防水スプレーをしてもしっかり鏡面を復活できるので存分にピカピカにしていきます。
使っているのは、サフィールノワールのワックスです。
使い方の詳細は下記の記事を参考にしてみてください↓
挫折失敗なし!鏡面磨きのコツ!
どうも、shiny(シニー)です。 鏡面磨きしていますか? 靴磨きの最終仕上げ、鏡面磨きがうまく出来ると靴の輪郭、表情が全く変わってきます。 なにより鏡面磨きが出来るようになると靴磨きが一段と楽しくな ...
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スプレー前(鏡面後)はこんな感じ↓
コロニル 1909 シュプリームプロテクトスプレーを塗布!
ここでようやく登場です!
よく振ってから20cm程離して靴全体にプロテクトスプレーを塗布していきます。
あまり近づけすぎると液だれを起こしムラの原因になります。
注意点は下記の通りです。
- 必ず最初に目立たない所でシミにならないかを試しましょう。
- 必ず屋外で使用するようにしましょう。思わぬ事故が発生する可能性があります。
- 人の往来のある集合住宅の廊下などは避けましょう。(床が滑りやすくなります。)
その他安全上の注意の詳細はコロニルHPに記載してあるので一度ご確認お願いします。
乾燥
10分程乾燥させたら完成です。新品の靴の場合はスプレー→乾燥を3セットやると効果が高いようです。
今回は新品ではないので2セットやってみました。
分かりやすいように向かって右(左足)のみスプレーしました↓
乾拭きをしたら完成!!
マットな仕上がりがお好みの場合は、軽い乾拭きでOKです。
私はピカピカが好きなのでしっかり乾拭きしました。
↓乾拭き後↓
検証結果報告!
まずは見た目から!
乾拭きしたら見た目的にも全く変化はありません。鏡面磨きもしっかり輝いています。
防水性の検証
正直、検証に使ったジャランスリワヤの革はかなり水に弱いです。
前に検証した時は水滴を垂らして拭き取るとすぐにシミが出来ていました。(乾けば無くなります。)
検証前、水滴を垂らした跡(写真中央あたり)↓
スプレー後水を垂らしてみした。↓
手入れ直後なので通常の手入れの方もまぁまぁ水を弾きます。防水スプレーをした方は水がスルッと落ちていくくらいの弾きを見せてくれました。
靴を持ち上げると…
防水効果が凄い!!実感しました!
スプレーの頻度は??
スプレーの頻度としては、2週間に1回程度が目安です。
靴の手入れは1ヶ月に1回程度、スプレーは2週間に1回程度なのでズレがありますが、2回目のスプレーは入念なブラッシングの後スプレーすればOKです。
*1ヶ月に1回の手入れはしっかりやりましょう!
【結論】防水スプレーはいらない?→雨に当たる可能性があるなら必須!
見た目にも悪い変化もなく、かなりの防水性が確保出来るので正直かなりアリだと思います。
特に今回使用したコロニル1909 シュプリームプロテクトスプレーは今までの防水スプレーの概念が覆されるほどキレイな仕上がりとなりました。
感覚的には10分程度で完全に乾くので雨の降る前日に念入りにブラッシングしてスプレーしてもいいかと思います!
おすすめの防水スプレー【用途別4選】
フッ素系の防水スプレーをそれぞれ集めてみました。
激安なら【コロンブス アメダス】
フッ素系の中でとにかく安くて大容量な防水スプレーです。一般的にも広く知られているスプレーだと思います。とにかくまずは防水スプレーを使ってみたい方におすすめです!
スニーカーと併用したいなら【マーキープレイヤー】
私も愛用している防水スプレーです。スニーカー用として購入しました。
もちろんフッ素系なので革靴にも使用可能です。スニーカーと併用したい方にはこちらがおすすめです。
普通に革靴用として常備するなら【コロニル ウォーターストップ】
コロニルが発売している定番防水スプレー。シュプリームプロテクトスプレーとの違いは、保革をするかどうかです。上記の用な手入れをした後であれば正直、ウォーターストップで十分です。シュプリームプロテクトスプレーとほぼ同価格ですが、容量から考えると約半額です。
ブログをやっていなければこちらを選択したかもしれません。
革靴を最高に愛しているなら【コロニル 1909 シュプリームプロテクトスプレー】
防水も出来て保革も出来るスーパー防水スプレーです。一部のスキも無いくらいしっかり手入れをしたい方から、スプレーだけで済ませてしまいたい方までしっかり対応出来る防水スプレーですが、他の防水スプレーと比べると高めです。
かなり靴の手入れにこだわりがある方向けの防水スプレーです。
まとめ
↑両足共に防水スプレーをして乾拭きをし、仕上げてみました。
今回は、コロニル 1909 シュプリームプロテクトスプレーの防水スプレーについて書かせて頂きました。結果、今まで防水スプレーをなんとなく避けてきたのが申し訳ない位の仕上がりでした。
今まで雨と言えば雨用の靴を推していましたが、これからは防水スプレーもガッツリ推して行きたいと思います。
最後まで読んでくださいまして誠にありがとうございました。