
どうも、shinyです。
鏡面磨きしていますか?靴磨きの最終仕上げ、鏡面磨きがうまく出来るかどうかによって靴の輪郭、表情が全く変わってきますよね。
また鏡面磨きが出来るようになると靴磨きが一段と楽しくなります。
でも、最初はなかなか上手くて出来無いんですよね〜。私もそうでした。
しかし!コツを掴めば必ず出来るようになります。今回は、道具の見直しから磨き方まで、私の10年掛けたコツを詰め込ませて頂きましたので是非参考にしてみてください。
目次
【超大事な事】なぜワックスで鏡面磨きが出来るのか?を知る!
鏡面磨きで一番大切なのは、磨き方ウンヌンではありません!
まずはなぜ鏡面磨きで靴が光るのか?を知る事です。
そもそもの原理を知らずに鏡面磨きをし始めると多分迷走します。私自身がそうでした。なんとなく鏡面磨きが出来るようになってから革が光る原理を知ったのですが、もっと早く知っていれば鏡面磨きが出来るようになるまでの時間がかなり短縮出来たと思います。
回りくどく感じるかもしれませんが、知っておいて損は無いです。
超手書きで申し訳ないですが図で解説します。
まずは理想の状態
鏡面磨きがピカピカに光るのはなぜか?
答えは、凹凸のある革の溝をワックスが埋めて平らにしているからです。凹凸がなくなるほど革は光って見えます。

ワックスの層が薄かったり、凹凸があったりすると鏡面が光って見えません。
何層も重ねなくてはならない事を意識する
通常、ワックスは柔らかく、一回で形成される層が薄いので何層も塗り重ねていく必要があります。
Youtubeなどの動画で見るとそんなに重ねていないように見えますが、これは固いワックスを使っているためです。(後ほど解説しますが、市販のワックスはかなり柔らかいです。)
固いワックスは取り扱いが難しいのでとにかく最初は「何層もワックス層を重ねて」鏡面磨きが完成することを覚えておいてください。上記の絵でいうと、青い部分のワックスで革の凸凹を埋めていくイメージです。谷の部分が埋まってから全体が覆われていきます。
鏡面磨きが失敗する主な原因4選!
今考える過去の自分が鏡面磨きを出来なかった理由です。
市販のワックスそのままでは失敗します!
とても残念ですが、マジです。
失敗するというか、上手く行くまでに途方も無く時間が掛かります。ほぼ上手くいきません。
Youtubeなどの動画が素早く鏡面磨き出来るのはここがポイントです。
どうしたらいいのか?解決策言います。
フタ開けっぱなしで一週間放置!
どうでしょう?意味分からないですよね。
購入したてのワックスは柔らかく、一度塗っても出来上がる層がとても薄いんです。そこでフタを開けっ放しにし、乾かすことによってワックスを少し固めにすることが出来ます。
一週間でもなかなか出来ない場合は再度一〜二週間フタを開け放置してみてもOKです。
こんな感じ↓ワックスが割れてしまうくらいまで乾かしていきます。

布一つで失敗します!
柔らかい布を使いましょう!もっと具体的に言うと…普通の布ではなく、
ネル生地を使いましょう!
こんな感じの布です↓
カットして使うとコスト的にも最高です。詳細は下記記事から↓
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靴磨きの基本のキ!布の巻き方使い方。
どうも、shinyです。 靴磨きに「布」は絶対欠かす事が出来ないアイテムですよね! 最近はシューケアメーカーから専用の布が発売されていますが…もしかして買っていませんか? 実は靴磨き用の布は、靴磨き道 ...
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ネル生地は記事自体が柔らかいので最後の仕上がりが全く違います。Tシャツの切れ端などで鏡面磨きをすると細かいキズが付いたような仕上がりになりがちですが、柔らかいネル生地だとツルツルになります。
布一つで仕上がりが全く異なります。コストとしてはかなり安いので早めに購入してみることをおすすめします。
違いに驚きますよ!
水をつけすぎると失敗します!
やりがちな失敗例としては最初から水をつけてしまうパターンです。最初は水なしでワックスを塗り進めて行きます。少し引っかかりを感じたあたりで水を1滴〜2適追加するイメージでOKです。
動画のようにカッコいいハンドラップを最初から使うと大体水のつけすぎになります。
特に飾りのある靴は注意が必要です。穴の部分は水が染み込みやすい上に水が染み込むとワックスが乗りません。
力を入れすぎても失敗します!
力の入れすぎもNGです。なでるようなイメージで全然OKです。
塗り込もうとすると下の層のワックスを剥がしてしまう恐れがあります。
まずは本当にかなり弱めに撫でる程度で塗り進めていきましょう。
正しい方法と道具で鏡面磨き

- サフィールノワール ビーズワックス
- サフィールノワール ミラーグロス
- ネル生地
- 水
しっかり下地を作りとしてある程度層を重ねる。
柔らかいワックスでまずは革の凹凸を埋める必要があります。
凹凸を埋めやすい革、埋めにくい革があるので時間は気にせず、根気良く!優しく!
使うのは「ネル生地」と「サフィールノワールビーズワックスポリッシュ」です。
水は少なめ、力はもっと少なめで!参考までに水滴はこんな感じです↓

何度もワックスを掛けていくとワックスを掛けている面がツルツルしてきます。

向かって左側がビーズワックスで下地を作った方です。仕上げはミラーグロスなので、ある程度でOKかと思います。
ミラーグロスを塗る。
次にミラーグロスを塗っていきます。
要領は通常のワックスと全く同じです。
ここからは納得のいくまでワックスを塗り進めてください。
ミラーグロスの使い方に関してはこちらの記事がおすすめ↓
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鏡面磨きするなら必須!サフィールノワール ミラーグロスの使い方
どうも、shinyです。 今更ですがサフィールノワール ミラーグロスを購入してみました。 そもそも購入する気は無かったのですが… 久々にドライワックス作ろうとショップへ立ち寄った所、店員さんにおすすめ ...
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完成

外で撮るとこんな感じ↓Instagramに載せた画像です。

まとめ
今回は失敗しない鏡面磨きの方法を紹介させていただきました。
磨き方も大事ですが、まず道具がしっかりしていないと鏡面磨きは失敗してしまいます。
是非参考にしてみてください。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。