クリーム

茶色の革靴の手入れする時はクリームの色が決め手!選び方のコツを紹介します!

2020年11月18日

茶色クリーム アイキャッチ

どうも、shiny(シニー)です。

茶色の靴ってやっぱりカッコイイですよね。

合わせやすく無難な黒の靴に寄ってしまいがちですが、昨今のカジュアルビジネススタイルを考えると茶色の靴が最高です!

今回はそんな茶色の靴の「クリームの選び方」についてご紹介させて頂きたいと思います。

クリームは純正?色は少し濃い色?薄い色?はたまたニュートラル?使い方は??など、クリームの色や使い方を中心に疑問に答えていきます。

一通り読んでいただければ茶色の靴のシューケアクリームの選び方から使い方までご理解頂けると思います!

■こんな方に読んでほしい!
  • 茶色の靴のクリーム選びに悩んでいる!
  • ニュートラルのクリームの使い所を知りたい!
  • 手入れの方法の基本も一緒に知りたい!

【基本】有色の靴のクリームの選び方!

色を選ぶ前に…まずは「種類」に注意!

【種類】とはクリームの分類のことです。

靴用のクリームには大きく分けて、乳化性クリーム、デリケートクリーム、油性クリーム、ミンクオイルに分類出来ます。

それぞれの特性はこんな感じ↓

  • 乳化性クリーム→水分と油分が絶妙に合わさったクリーム。
  • デリケートクリーム→ほぼ水分で出来ているクリーム。
  • 油性クリーム→その名の通りほぼ油分で出来ているクリーム。
  • ミンクオイル→ミンクから生成される動物性の油性クリーム。

革靴に限らず革の栄養補給に必要なのは水分と油分です。

よくありがちなのが、油性クリームだけ塗り続けてしまうパターン。油分だけが入りすぎて革がフニャフニャになってしまいます。

油性クリームを使いたい場合は、「デリケートクリーム→油性クリームの順番」で塗布するようにしましょう。これで水分と油分が補充されます。

またミンクオイルは革靴にはNG。ブーツだけにしておきましょう。

ミンクオイルは油分の浸透がものすごく早いので油性クリームと同じく革が柔らかくなりすぎてしまいます。

と、いうことで基本中の基本ですが、革靴のクリームは乳化性クリーム又はデリケートクリーム+油性クリームのセットどちらかをオススメします。

クリームの種類に関しては、裏面又は側面に記載があるのでそちらを見て確認してください↓

クリームの「色」の選び方!

乳化性クリーム又はデリケートクリーム+油性クリームを選んだら、次は「色」です。

シュークリームの色に関しては、実はある程度セオリーがあります。

それは…手入れしたい靴よりも少し薄め色を選択する事です。

靴のクリームは多少薄く感じても実際塗ってみると瓶に入っている時より多少濃くなります。このことからも少し薄めの色を使う事が一般的です。

ちなみに、私の個人的な意見で言えば…正直多少濃くても薄くてもどっちも正解だと思います。

と、いうより目的に合わせてチョイスしていった方が間違いがありません。

使い分けとしては…

  • 薄い色=小キズを目立たなくする!
  • 濃い色=全体的にちょっとムラを出して深みを出したい!

こんな感じの使い分けをすると手入れの後の印象に間違いがなくなります。

もう一つの選択肢としておすすめしたい色、ニュートラル!

茶色の靴のメンテナンスクリームにもう一つオススメの色が、ニュートラル!!

小傷を分かりづらくしたり、ムラ感を出す効果はあまりないですが、効果として十分靴に水分、油分を補充してくれます。

更に茶色の乳化性クリームに含まれている「顔料」が含まれていないので塗りやすい上に仕上がりもキレイです。

ちなみに、顔料が蓄積すると、全体の色目も変わりますし、古い顔料が残り続けてしまうので靴に良くありません。(しっかり落とすのも大変です。)

実際手入れして仕上がりを比較してみる!

茶色の靴で、茶色のクリームとニュートラルのクリームの仕上がりを比較してみます。

今回手入れをしていくはリーガルの超名作「2235」です。

茶色クリーム リーガル2235

ん〜相変わらずカッコいい靴ですね。さすがリーガルを代表する名作です。

馬毛ブラシで全体をブラッシング

まずはクリームを塗る前に全体をブラッシングします。

ホコリと小さなゴミをしっかり払っておきましょう。

馬毛ブラシはコロニルがおすすめ! サイズ的にも丁度良く、毛量も多いので使い易いです。

リムーバーでしっかり古いクリームを落とす

前回塗布した古いクリームをしっかり落としていきます。

根こそぎ落とす、まではしなくてOKです。ある程度落とせればOK。

擦りすぎ注意です。

茶色のクリーム リムーバー

モウブレイのステインリムーバーは水性のリムーバーで革への負担を最小限に留めてくれるリムーバーです。

水性ですがよく落ちます!

おそらく靴磨きの業界で最もよく使われているリムーバー!

クリームを塗り比べてみる。

向かって左側にブートブラックのブラウン、右側にコロニル1909シュプリームクリームのニュートラルを塗っていきます。

コロニル1909シュプリームクリームデラックスはかなりクリームの伸びが良いです!

また防水効果も追加されているので多少の雨なら対応出来るのも嬉しいポイントです。

茶色クリーム ニュートラル

乳化性クリームはこの時点ではマットな仕上がりになります。

茶色クリーム ブートブラック

全体をブラッシング

全体を豚毛ブラシでブラッシングします。

ここでツヤが出ます。

私が愛用しているのは、超コスパ豚毛ブラシです。価格は安いですが、品質はしっかりとした優れもの。

サイズも丁度いいです。

まだ持っていない方は本当におすすめ出来るブラシなので是非試してみてください。

仕上がりはこんな感じ

向かって左側がブラウンのクリーム、右側がニュートラルですが…見た目の仕上がりはほぼ同じです。

茶色クリーム比較仕上がり

ワックスもしてみました

最後にワックスで仕上げてみました。

ワックスはニュートラルの方が早く仕上がります。

茶色クリーム 仕上げ

下地のワックスはサフィールノワールのビーズワックスポリッシュを使用しました。

仕上げは固めのワックスのサフィールノワール ミラーグロスを使いました。

結局、ブラウンとニュートラルどっちがいいの?

まとめになりますが、私の使い分けは以下の通りです。

  • 靴より少し薄い色→小傷を消す。
  • 靴より少し濃い色→ムラ感を出す。
  • ニュートラル→基本的にはコレ!

大体気分で使い分けていますが、使い分けを明確にするのであればこんな感じです。

基本はニュートラルでOKです。

まとめ

今回は茶色の靴のクリームの色について書かせて頂きました。

黒以外の靴を購入するとクリームの色が悩ましいですが、ニュートラルでればすべての色の靴に対応が可能なのも嬉しいポイントです。

是非試してみてください。

最後まで読んでくださいましてありがとうございました。

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