どうも、shiny(シニー)です。
靴磨きも大分慣れてくると、良い道具が欲しくなりますよね。
無くても良いけどあったら超便利!とか、あるとちょっとカッコいい!なんて道具が欲しくなります。
今回はまさにその代表格の山羊毛のフィニシングブラシ!…と思っていましたが、使ってみるとこれが中々優秀!
ワックスの仕上げが激早になりました。
これは育てていけば、仕上がりもキレイになるかも…!
まだ買ったばかりですが、すでに可能性を感じます!
- 山羊毛ブラシを探している方!
- 鏡面磨きの仕上げがうまく出来ていない方!
- ブートブラックのフィニッシングブラシが気になっている方!
ブートブラックのフィニッシングブラシはこんなブラシ!
せっかくなので開封の儀から!
メッセージカード付き!
箱を開けるとこんな感じです。
フッサフサです!
柄の部分には「Boot Black」の文字が焼印されています。
匂いからすると多分檜ですね。
毛の部分は触った感じ、メチャクチャ柔らかいけどしっかりコシがある感じがします。
調べてみると、これは山羊毛の他に馬毛も混ぜてあるようです。
値段は高いですが、使い甲斐がありそうです!
何故にこんなに価格が高いのか?
ぶっちゃけ結構いいお値段します。
定価は13,000円。
とりあえず一番安いAmazonで購入しました。
それにしても高いっ!
もちろん高いにも理由があって、それでも売れるには理由があります。
何故こんなに高いかと言うと…このブラシ、素材、製法に拘りまくった伝統工芸品なんです!
素材・製法は【熊野筆】ベースで作られている!
このブラシは日本製で広島県安芸郡熊野町で作られています。
熊野町で作られている熊野筆は広島県が誇る伝統工芸品。
高級化粧筆・画筆として重宝されており、この熊野筆を応用したのが、ブートブラックのフィニッシングブラシになります。
伝統工芸品として、山羊以外にも用途に合わせて、馬や鹿、タヌキなど獣毛を取り扱っているのでコシの調整、毛の配分は完璧。
製法・素材しっかりこだわったからこそ出せる自信の価格なんです!
山羊毛ブラシを使える箇所はこんな箇所!
私が考える、山羊毛ブラシを使う箇所(使っている箇所)は2箇所です。
- 靴磨きの最終仕上げ
- 1日履いた革靴の小傷消し(艶出し)
一つ目は靴磨きの最終仕上げです。皆さんが想定されているのもこの使い方では無いでしょうか?
そしてもう一つオススメしたいのが日々革靴を履く中で付いてしまった小傷をササッと消す方法です。
それでは各使い方実践してみます。
靴磨きの仕上げで使う方法
山羊毛と言えば靴磨きの最終工程ですよね。
一連の流れと共に使用してみます。
馬毛ブラシで全体をブラッシング
全体を隈なく馬毛ブラシでブラッシングしていきます。
ホコリやゴミはしっかり落としましょう!
馬毛ブラシはコロニルがおすすめ! サイズ的にも丁度良く、毛量も多いので使い易いです。リムーバーで古いクリームを落とす
リムーバーを使って昔のクリームを落とします。
クリーナーはブートブラック シルバーラインのツーフェイスローションを使いました。
水性・油性に対応しているので効率的に古いクリームとワックスを落とすことができます。
乳化性クリームを塗布
全体に乳化性クリームを塗りこんでいきます。
今回はブラシに合わせてクリームもブートブラックで揃えてみました。
細かい所はペネトレイトブラシを使いましょう!
豚毛ブラシで全体をブラッシング
豚毛ブラシで全体をブラッシングしてクリームを均していきます。
私が愛用しているのは、超コスパ豚毛ブラシです。価格は安いですが、品質はしっかりとした優れもの。
サイズも丁度いいです。
まだ持っていない方は本当におすすめ出来るブラシなので是非試してみてください。
ワックスをかけていく
鏡面磨きで仕上げていきます。
ワックスは定番のサフィールのビーズワックスポリッシュを使いました。
最終仕上げでフィニッシングブラシ!
最終仕上げでフィニッシングブラシを使っていきます。
最終仕上げ前のワックスが余分に付いた状態↓
ブラシに少し水をつけます。
ハンドラップを使うとプロっぽく見えてテンションが(一人で)上がります!
ブラッシング!
仕上がりはこんな感じ!
毛の跡がつくことなくピッカピカになりました。
早い!普段、ネル生地を使って仕上げていますが、フィニッシングブラシの方が格段に仕上げが早いです。
使い心地も、さすがの一言ですね。
柔らかい山羊毛ブラシと言えど、ワックスが乾いていない柔らかい状態で最初から毛の跡が付かないのはブートブラックのフィニッシングブラシだけではないでしょうか。
*普通は最初の頃(育つまで)は毛の跡が結構付きます…。
最初から最高のブラシを育てる!これが一番遠回り無しの正解だと思います!
1日履いた革靴の小傷消し(艶出し)
一日履いた革靴、気付かないうちに結構小傷が付いている事に気がつくと思います。
この小傷…次の手入れまで放っておくしかないと思われますが、心配することなかれ!
山羊毛ブラシをうまく使えば、ピカピカを維持する事が出来ます。
やり方を説明します。
一日履いた靴の全体を化繊ブラシでブラッシング
化繊ブラシで一日履いて付着したホコリを落とします。
結構擦り傷が入っていました。
馬毛ブラシでも問題無いですが、個人的に化繊ブラシが丁度良いため日々のホコリ落としは化繊ブラシを使っています。
水滴を少しフィニッシングブラシにつけて磨く!
プロっぽくハンドラップでブラシに水をつけたら、ひたすらブラッシングしていきます。
ブラッシング!
超ピカピカというわけにはいきませんが、かなりキレイに復活できました。
完成
超簡単ですが日々ちょっと工夫すればこの通り!
もう小傷で悩まなくてOKです!
是非試してみてください。
ぶっちゃけ山羊ブラシは必須?
ここまでしっかり絶賛させて頂きましたが、フィニッシングブラシは必須ではありません。
無くても靴磨き自体には問題無しです。
靴磨きの最終仕上げもネル生地を使って仕上げれば大きく不自由を感じる事もないと思います。
ただ、今回使ってみて思ったのは最終仕上げの時短!
ネル生地の場合、ただひたすら自分が納得いくまでつま先にワックスを塗り込んでいきます。
もちろん仕上がりはかなり鏡面になります。
逆にブートブラックのフィニッシングブラシは、仕上げに水を数適付けてブラッシングするだけ。
【現状】仕上がりはネル生地には負けますが、最終仕上げの時間はかなり短縮されます。
【現状】と書いたのは、おそらく【育つ】から。
このブラシも他のブラシと同じく使い込むことで完成していきます。
毛先にクリーム、ワックスが付着していく事によって更なる仕上がりに進化することが期待できます!
おそらくしっかり育ったブートブラックのフィニッシングブラシは、更なる鏡面仕上げと時短をもたらしてくれる筈!
ブラシの育成状況については、この記事で追って報告させて頂きたいと思います。
まとめ
今回はブートブラック(山羊毛ブラシ)フィニッシングブラシを購入したので、使い方と、レビューをさせて頂きました!
まとめるとこんな感じ。
- フィニッシングブラシは素材、製法に超絶拘っている!
- 仕上げだけで無く、小傷を消す事も出来る。
- 靴磨きに必須では無いが、質と気持ちは爆上げ!そして時短!!
靴磨き中〜上級者に超オススメな一本です!
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。