![コバインキ アイキャッチ画像](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキアイキャッチ.jpg)
どうも、shinyです。
皆さんコバインキ使ったことありますか?
私のコバインキデビューは靴磨きを始めてから5年後位だったのでかなり遅めでした。
購入当時はあまり効果を期待していなかったのですが、使ってみてビックリ!コバインキを使うと靴の輪郭がハッキリとしてものすごく印象が変わります。
靴磨きの仕上がりがまた一段階アップすること間違い無しです!
- これから革靴のソールを始めて手入れする方!
- コバインキの使い方を知りたい方!
- 細かいところまでしっかり靴磨きしたい方!
コバインキはこんな感じです!
私の手持ちのコバインは【コロンブス】です。
どのメーカーもほぼ同じですが、コバインキはフタを開けると金具と綿みたいものが付いています。
![コバインキ コロンブス](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ01.jpg)
こんな感じ↓
![コバインキ フタを取ったところ 刷毛](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ02.jpg)
綿の部分でコバに塗っていきます。
コバインキの正しい使い方を解説
コバインキを塗るのに必要な道具一式
必要な物リストはコバインキを含めて下記の通りです。
- コバインキ
- 馬毛ブラシ(ホコリ落とし)
- リムーバー
- 布切れ端
- 水
- ヤスリ(必要であれば)
- デリケートクリーム
![コバインキを塗るのに必要な道具](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ03.jpg)
【STEP0】前準備!床に新聞紙など汚れても良いものを敷く
コバインキを塗る作業は必ず床にコバインキが付きます。床になにか敷くことをおすすめします。
今回は靴磨き用に買った一枚革を敷きます。
靴磨きの仕上がりにはほぼ関係無いですが、超カッコ良いですよ。
自己満MAXですけどおすすめです。
![コバインキを塗るためには敷物が必要](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ04.jpg)
【STEP①】コバのホコリを落とす
まずは全体のホコリを落とします。
アッパーの革と同じくホコリやゴミがあると引きずって傷が出来てしまいます。しっかりとブラッシングしましょう。
![コバインキ 作業① ホコリ落とし](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ05.jpg)
【STEP②】リムーバーで汚れ落し
リムーバーで前回のクリームやワックス、頑固な汚れを落とします。
モウブレイのステインリムーバーを使いました。
![コバインキ 作業② リムーバー](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ06.jpg)
モウブレイのステインリムーバーは水性のリムーバーで革への負担を最小限に留めてくれるリムーバーです。
水性ですがよく落ちます!
おそらく靴磨きの業界で最もよく使われているリムーバー!
【STEP③】ヤスリで整える。
毛羽立ちがある場合にはヤスリで簡単に整えます。手触りがツルツルになったらOKです。
使っているのは220番のヤスリです。全体を整えるレベルならこれで十分ですが、クボミがきになるのであればもう少し粗目を使ってもOKです。
![コバインキ 作業③ ヤスリ掛け](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ07.jpg)
力を入れすぎずに磨いて行くとどんどんツルツルになっていきます。
![コバインキ ヤスリ掛け結果](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ08.jpg)
【STEP④】デリケートクリームを塗る
レザーソールの場合、当然コバも革なので油分と水分の補給が必要です。デリケートクリームで補給してあげましょう。
![コバインキ デリケートクリーム塗布](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ09.jpg)
デリケートクリームは超定番のモウブレイがオススメです。
財布・手帳・ベルトなど日用革製品にも使えます。
【STEP⑤】コバインキを塗る
ここでようやく今回の主役の登場となります。
コバインキは写真のように先っぽに綿のような物が付いています。
この状態で出来る限りインクを落とし少なくしておくとキレイに塗ることが出来ます。
![コバインキ 塗布](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ10.jpg)
【STEP⑥】ワックスを塗り磨く
コバインキは水性なのでワックスで補完しないとすぐに落ちてしまいます。
乾いたコバインキの上にワックスを塗り少量の水で磨き上げて行きましょう!
![コバインキ ワックス塗布](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ12.jpg)
![コバインキ ワックス磨き](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ13.jpg)
ワックスであれば、ニュートラルでもブラックでもOKです。
KIWIのドライワックス(わざと蓋を開けて乾かしたワックス)が使いやすかったです。
完成!
艶が出るまで繰り返えして完成です。いかがでしょうか?
コバを磨くだけで靴全体の輪郭がかなり引き締まって見えます。
アッパーがどれだけキレイでもコバが汚いと台無しなので是非試してみてください。
![コバインキ 効果 前から](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ15.jpg)
![コバインキ 効果 後ろから](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ16.jpg)
キレイに仕上げるコツは?
【コツその1】1回で厚塗りしない!
コバインキをキレイに仕上げるには、出来る限り薄く塗ることです。薄く塗るには塗る前にインクをよく切っておくことが重要です。
![コバインキ フタを取ったところ 刷毛](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ02.jpg)
↑この状態でしばらくインクを切る。(落とす。)多めにインクを塗布するとアッパーに垂れる可能性があります。マスキングテープをすれば済みますが…革への影響や面倒くささがあるので私はしていません。
【コツその2】重ね塗り!
乾いてから薄塗りで2回に分けて重ね塗りするとキレイに塗れます。
ワックスの必要性は?
ワックス仕上げは必要です!ピカピカにする意味もありますが、最大の理由はコバインキが「水性」だからです。
水性のコバインキは当然水に弱くすぐ落ちてしまいます。そこで油性ワックスでフタをすることによって水性のコバインキを落ちにくくします。成分表を確認してみましょう。
コロンブスの方には記載がありませんでした…。ブートブラックの方には書いてありました。
![コバインキ 成分表](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2019/11/コバインキ17.jpg)
ちっちゃ!下の方に成分書いてあります。
成分:染料・樹脂・精製水 水性ですね。おそらくコロンブスとブートブラックは同じものなので(製造会社一緒)成分も同じでOKです。水性のコバインキを塗った後は必ず油性のワックスを重ね塗りしましょう。
使用方法にはクリームで磨きあげてください。との記載があるので乳化性のクリームでもOKかと思います。その際は水性よりも油性の成分が強いものをおすすめします。
まとめ
今回はコバインキの使い方を中心に紹介させて頂きました。
靴磨きの中でもマイナーな手入れですが、かなり靴の輝きが増します!
おすすめの手入れなので是非やってみてください。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。