
どうも、shinyです。
靴のクリームを塗る前のリムーバーでの汚れ落とし、していますか?
使い所や量が分からなかったり、そもそもどんなリムーバーが効果的か分からなかったり…特に周りに聞く方がいないと疑問が募るばかりですよね?(同じ状況だったのでよくわかります。)
実際の使い方や、使い分け、必要な場合などを書いていきますのこんな方疑問をお持ちの方におすすめの記事になっています。
- リムーバー使い方の基本を知りたい方
- おすすめリムーバーを知りたい方
- リムーバー代用品について知りたい方
目次
リムーバーとは?
まず、リムーバーとは何なのか??
答えは、前回のクリームやワックスの除去をして新しく塗るクリームを浸透させるものです。
靴磨きの全工程でいうと、クリームを塗布する前にリムーバーを使います。
- シューキーパーを入れてブラッシング
- リムーバーで汚れ落とし←ココ
- クリームを全体に塗布
- 豚毛ブラシでブラッシング
- 鏡面磨き
今のところ、用途によって「モウブレイのステインリムーバー」と「サフィールのクリーニングローション」の2種類のリムーバーを使い分けています。
詳しく紹介させて頂きます。
モウブレイ ステインステインリムーバー

定番中の定番!靴磨きをしている人であれば必ず1本は持っているリムーバーと言っても過言では無いと思います。
写真は300mlですが、最初は少なめの60mlでOKです。
特徴
無色透明で、匂いも少なく非常に使いやすいです。水性のクリーナーで革に浸透しやすいのが特徴です。
HPの紹介文↓
引用元:モウブレイ公式HP
- 軟水ベースのソフトウォーターなので皮革にダメージが少なく優しく汚れや古いクリームを除去します。
- 皮革に溜まっている汗(塩分)を浮き立たせて除去してリセットします。
- クリームの浸透性が向上します。
- 革靴にとって大事な通気性が良くなりナチュラルメイクが出来ます。
- 靴用クリーナー独特のきつい臭いがありません。
- 雨に濡れた時などにできやすい銀浮き、塩浮きの予防効果があります。
- 防カビ剤を配合してます。
- 適量の油脂が含まれているので油性ワックス等の除去にも効果的です。

浸透してガッツリ落とすタイプのクリーナーです。その通り、効果は抜群です。
サフィール クリーニングローション

サフィールから発売されているクリーニングローション。モウブレイのステインリムーバーが液体状なのに対してこちらはクリーム状。減りも早いのでコストもかかりますが、もちろんクリーニングローションを使うのは理由があります。
HPの紹介文↓
強力なSAPHIRレノマットリムーバーと、マイルドなSAPHIRユニバーサルレザーローションとの間に位置するクリーナーです。
素材にクリーニング効果、光沢効果(カルナバワックス)、保護効果を与えます。
あらゆるタイプの汚れや過剰なワックスを除去します。
革表面のワックス仕上げの基本層を維持することができるので、クリーニング後の靴磨きによる光沢効果をより速く達成することができます。
引用元:サフィール公式HP
クリーニングローションはどちらかというと古いクリームや古いワックスの除去する効果もありつつ、保湿効果もあります。ワックス層を残し、より表面的に落としていくイメージです。
モウブレイとサフィールの使い分け方
ここまでの紹介文をまとめさせて頂くと、
- モウブレイステインリムーバー=革の中まで浸透し、汚れを浮かして除去していくタイプ。
- サフィールクリーニングローション=表面の汚れをしっかり除去し、ワックスに関しては基本的な層を残す。
こんな感じです。
使い分けとしては、基本的にはモウブレイのステインリムーバーを使いますが、色落ちが気になる靴や、革のキメが細かい靴に関してはサフィールのクリーニングローションを使います。
色落ちが気になる靴とは、ワザとムラ感を出している靴の事です。手持ちの靴でいうとシェットランドフォックスのUチップがこれに当たります↓

リムーバーの使い方
ステインリムーバーもクリーニングローションも使い方は同じです。
右足、左足で比較させて頂きました。


よく振る
特にモウブレイは二層に分かれているのでよく振ります。

少量を布にとる
少量を布にとっていきます。どちらも少しでOKです。
ステインリムーバー液状で染み込むのでこんな感じ。

クリーニングローションはクリーム状なのでこんな感じ。

優しく撫でるように擦る
強く擦らなくても取れるので優しく擦りましょう。強すぎると革の表面を痛めてしまうので注意が必要です。


完成!
向かって右が、モウブレイステインリムーバー。左がサフィールクリーニングローションです。仕上がりは一目瞭然ですね。
モウブレイのステインリムーバーは、水性で革の負担を抑えつつもゴッソリワックスとクリームが落ちています。サフィールクリーニングオイルはしっかりワックス、クリームを落としつつもしっとりした仕上がりになっています。

リムーバーは毎回必要?頻度は??不要???
リムーバーは手入れの前、毎回使いましょう。特にワックス面にリムーバーを使わずに更に重ね塗りすると、古いワックスが割れます。
ワックスが割れると、ワックスに密着している革も一緒に割れます。

割れた革は隠すことは出来ても元に戻すことは出来ません。絶対避けたいですね。
しかし、不要の場合もある!
とは言いつつも、実はリムーバーを使っていない靴もあります。
それが「スコッチグレイン シャインオアレイン」です。
この靴です↓

この靴は革に撥水加工がされているのでリムーバーNGです。購入当初から乳化性クリームのみで手入れしています。
もちろんワックスは使っていません。
リムーバーの代用品について
リムーバーは靴磨き道具の中でも必須品なので最初の段階で購入しておくことをおすすめしますが、他のクリームで代用可能か検証した事があるので記載させて頂きます。
ちなみに家庭用の石鹸や油で代用しようとしているのであれば、絶対、絶対やめてください。革を痛めたり、シミの原因になります。
【代用候補1】デリケートクリーム
モウブレイのデリケートクリームで試した結果…全然駄目でした。まぁデリケートクリームなので当然と言えば当然ですが…。

↓詳しくはこの記事に記載しています。
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【代替候補2】油性クリーム
サフィールノワールクレム1925のニュートラルです。カカト部分のワックスを落として行きます。



超落ちます!実は、サフィールクリーニングローションを使う前はクレム1925を汚れ落とし用に使っていました!

まとめ
今回はリムーバーについてまとめさせて頂きました。
リムーバーは革靴のメンテナンス(靴磨き)をする上で毎回欠かせない必須品です。
革靴を永く履きたい方は必ず手入れ毎にリムーバーで汚れを取るようにしましょう。まだ購入していない方は必ず購入してください!数年後の靴のコンディションに天と地ほどの差が出ます。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。