どうも、shiny(シニー)です。
またまたクリームを買ってしまいました…。
毎回ブートブラックに落ち着いてしまう傾向にあったのでちょと冒険!
モウブレイのシュークリームジャー!!
かなり人気高いですよね!
と、いうことで今回は、モウブレイ シュークリームジャーの使い方や、性質、向いている用途など…詳しく検証して紹介させて頂きたいと思います。
一通り読んで頂ければ、シュークリームジャーの正しい使い方、他のクリームとの違いについてしっかりご理解いただけると思います!
シュークリームジャーの購入を検討している方初めて靴用クリームの検討をされている方は必読です!
是非参考にしてみてください。
- モウブレイのシュークリームジャーが気になっている!
- シュークリームジャーの特性が知りたい!
- シュークリームジャーが向いている革と向いていない革が知りたい!
モウブレイ シュークリームジャーってこんなクリーム
購入したのはブラックのクリームです。
- ブランド:M.MOWBREY
- カラー:ブラック
- 容量:50ml
色も49種類揃えているかなりカラフルなクリームで、かなり人気も高いです。
そんなシュークリームジャー、実は歴史のあるクリームなんです。
詳しくはググって頂きたいのですが、簡単に紹介すると…昔々、英国に「メルトニアン」という由緒正しき人気のクリームがありました。メルトニアンは王室御用達の靴用クリームだったのですが…なんと、潰れてしまい無くなってしまいました。
残念に思ったモウブレイは、何やかんやでその製法を再現し、クリームを再現しました。
それがこの「シュークリームジャー」です。
超簡単ですが、昔ながらの古い製造方法で作られた歴史の深いクリームを現代風に復活させたクリーム、それがシュークリームジャー!
歴史的背景…もうコレだけでそそられますね。
シュークリームジャーの使い方
シュークリームジャーの歴史もわかったところで、次は使い方の紹介!
まずは靴紐を取ってブラシング
靴紐を取って馬毛ブラシで靴全体をブラッシングしていきます。
細かいゴミや埃を取り除きましょう。
モウブレイのステインリムーバーで古いクリームを除去!
今日の主役シュークリームジャーと同じモウブレイのリムーバーを使って古いクリームを除去します。
よく振って、少量を布に取り、優しく擦っていきます。
シュークリームジャーを全体に塗布!
シュークリームジャーを全体に薄く塗布していきます。
私は、手で塗る派です。
指の届かないコバの細かい部分はペネトレイトブラシを使いましょう!
豚毛ブラシでブラッシング
クリームが塗れたら、全体を豚毛ブラシでブラッシング。
余分なクリームを除去すると同時にクリームを均していきます。
サフィールノワールの豚毛ブラシは超コンパクトでおすすめです。
購入したばかりですが、使いやすかったのでブラシの使用感を記事にさせていただいております。
高いブラシは気になるけど…中間クラスで良いブラシを探している方は是非読んでみてください。
サフィールノワールの豚毛ブラシを買ってみたらやっぱり良かったので紹介します!
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完成!
完成です!
使ってみての感想は、クリームの伸びが良いのと仕上がりのツヤがかなり出る印象でした。
全体的に艶やかになるのでワックスで鏡面磨きができない箇所などもしっかり光らせたい方におすすめです。
つま先もこの通り↓
結構好きな光り具合です。
デリケートクリームとの違いは?
モウブレイの中でも最も有名なクリームに挙げられるデリケートクリーム。
このクリームとの違いについて少し紹介させて頂きます。
デリケートクリームとシュークリームジャーの大まかな成分は大体同じですが、油分と水分の配合割合が全く異なります。
デリケートクリームは「水分」を主としているのに対して、シュークリームジャーは「乳化性」。
*乳化性クリームは水分と油分が大体半分ずつに入っていると思ってください。
水分が多めのデリケートクリームはサラッとしていて普段から手に触れているようなものに向いています。水分主体のため揮発性が高く、マメな手入れが必要となります。
一方乳化性クリームは、油分が含まれているためブーツや革靴など普段直接手に触れないモノ用です。(ほぼ靴用です。)油分が含まれているため、革への浸透性が高く、揮発量も多くないので月に1回程度の手入れでOKです。
デリケートクリームは油性クリームと組み合わせることで革靴にも使えますが、基本的には乳化性クリームは革靴用、デリケートクリームは手帳・ベルト・財布などベタ付きが少ない革製品用と覚えておいてください。
他のクリームとの違いは…ズバリ「染色」or「顔料」!
あまり知られていないのですが、モウブレイのシュークリームジャーは「染料」が使われています。
ほとんどの靴用クリームは「顔料」を使っているので、シュークリームジャーの良さ理解する上で、この差は必ず理解する必要があります。
ちなに「染料」とは書い字の如く、革の色を染めるもので、「顔料」は塗料を乗せるようなものになるので革を染めることはありません。
分かりやすいように、顔料を使用しているブートブラックと染料を使用しているシュークリームジャーを比較してみました。
ヌメ革に染料ベースのシュークリームジャーと顔料ベースのブートブラックを塗布し、その後リムーバーでクリームを除去。ヌメ革の染まり具合を観測してみます。
クリーム塗布!
シュークリームジャーは口コミで傷を隠す能力が低いとの書き込みが多かったのですが、塗った限りではブートブラックと遜色ない位でした。
割とシュークリームジャーの発色も良かったです。
クリームを塗って3日後、リムーバーでクリームを落としてみました。
結果はこんな感じ↓
結構しっかり拭き取りましたが、ブートブラックの方は元の革の色がしっかり残っているのに対して、シュークリームジャーは全体的にグレーに染まっていました。
コレが染料の力です。
染料と顔料の特性を理解した上で、注意点を次の項で紹介します。
シュークリームジャーは薄い色の革やムラ感のある革は要注意!
黒い靴であれば黒で染め続けることが出来ますが、ブラウンなどは要注意!
クリームの色に染めていきたいのであれば問題ないですが、元の靴の色が気に入っている場合はかなり注意した方がいいです。知らずに靴よりも濃い色でクリームを塗り続けると…少しずつシュークリームジャーの色に近づいてしまいます。(ちょっとづつ染まってしまいます。)
特にミュージアムカーフなどムラ感のある革を使った靴は染料ベースではなく、顔料ベースのクリームを使いましょう!
まとめ
今回は、大人気のモウブレイシュークリームジャーを購入し、使い方、注意点などについて書かせて頂きました。
やっぱりモウブレイは素晴らしいクリームですが、使う革によっては注意が必要です。
まとめるとこんな感じ↓
- モウブレイのシュークリームジャーは染色タイプ!
- ムラ感のある革を使った革靴には注意が必要!
- 歴史のあるレシピで作る靴クリームは用途に気をつければ最高のクリーム!
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。