
どうも、shiny(シニー)です。
突然ですが、手持ちの革靴で一番多い色って何ですか?
私は圧倒的に黒が多いです。
無難というのもありますが、冠婚葬祭何でも使えて、汚れが目立たず、手入れが一番簡単!そしてなんと言っても一番光らせやすいんですよね。
と、いうことで…今回は基本の黒色の革靴について基本の手入れ&色々な疑問について紹介していきたいと思います。
一通り読んでいただければ、革靴の手入れの基本をご理解頂けると思います。
- 黒い靴の磨き方を知りたい!
- そもそも色によって靴の磨き方って変わるの??
- 靴磨き基礎を知りたい!
靴磨きの基本は【黒色の革靴】である!
靴磨きの基本…というか一番手入れしやすく、傷が付いてもリカバリーしやすく、手入れの道具も揃っているのが「黒」なんです!
例えば…こんな傷も消せます↓

*ブラウンならなかなかこうはいきません。傷ついた箇所だけ色が変わったりします。
また、黒ならクリームの色に悩む事もありません。
私も最初の靴から5足目くらいまではずーっと黒の革靴を買っていました。
ちなみに下記の写真が、最初に買った黒いスコッチグレインです。
この靴が手入れの基礎を全て教えてくれました。感謝!

この靴15年前に購入してまだまだ現役です。
今回はこの靴を使って黒色の靴の手入れについて解説していきます。
ちなみにこの靴はスコッチグレインの匠シリーズなので、ほぼアウトレットでしか購入できませんが…
同じアノネイ社の革を使ったグッドイヤー製法でリーガル「01DRCD」はネットで購入出来て超おすすめ!
しっかり手入れすれば15年は余裕で履けますよ。
サイズ選びが不安な方は何度でも返品・交換が出来るリーガル公式サイトからの購入がおすすめです。
リーガルはサイズがかなり大きめなのでベストサイズを模索中の方はこちらがおすすめ!
ちなみに私はスコッチグレインは24.5cmがベストですが、リーガルだと23.5cmがベストです。

黒い革靴の手入れ、用意するものはコレだけ!
用意するのはコチラ!

- シューキーパー
- 豚毛ブラシ
- 馬毛ブラシ
- リムーバー
- 乳化性クリーム
- 布(Tシャツの切れ端でOK)
これだけで基礎はOKです。「基礎」といってもこれだけでめちゃくちゃキレイになります。
黒色の靴の磨き方を具体的に紹介!
靴紐を取ってシューキーパーを入れる
靴紐を取ってシューキーパーを入れます。シューキーパーは靴を脱いだあと、毎回必ず使いましょう!手入れをする、しないに関わらず必須品です。

安いシューキーパーでもかなり効果が高いので持っていなければ必須!
今装着しているのは「スレイプニル トラディショナルモデル」です。フィット感最高です!
フィット感が気になる方はこちらの記事も読んでみてください。スレイプニルについて書いております!
馬毛ブラシで全体をブラッシング
全体のホコリを落とします。柔らかい馬毛ブラシがおすすめ。

使っているのはこちらのブラシになります。柄の部分が大きくて使いやすいです。
リムーバーで古いクリームを落とす
リムーバーで汚れを落とします。
布にリムーバーを少し取って全体を優しく擦っていきます。古いクリームを取る目的なのであまり強く擦りすぎないように注意してください。

乳化性クリームを塗り込む
乳化性クリームを塗り込んでいきます。少しだけ指に取って全体に塗布していきます。

コバなどのクリームが塗りにくい箇所はペネトレイトブラシを使いましょう

豚毛ブラシで全体をブラッシングする
豚毛ブラシで全体をブラッシング。余分なクリームを均して、落とす作業です。

完成
これだけで完成です!
基本的にはこの一連の手入れをしておけば保革が出来るので基礎はOKです。

【上級編】ワックスをかける
つま先をピカピカにしたい方、靴磨きのさらなる高みを目指したい方は是非挑戦してみてください。
傷のブロック&傷を見えにくくする効果も期待出来ます。

ワックス前と後ではつま先の光り具合が違います!


ワックスに関しては詳細は下記の記事に記載してあります。是非読んで見てください。
-
-
挫折失敗なし!鏡面磨きのコツ!
どうも、shiny(シニー)です。 鏡面磨きしていますか? 靴磨きの最終仕上げ、鏡面磨きがうまく出来ると靴の輪郭、表情が全く変わってきます。 なにより鏡面磨きが出来るようになると靴磨きが一段と楽しくな ...
続きを見る
黒い革靴に100円均一のクリームはやめた方が良い理由
最近100円均一でもクリーム、ブラシなどなど靴磨きグッズが販売されるようになりましたが…「クリーム」と「ポリッシュ」が混同されて販売されている事が多いので、その辺りの区別が付いていないのであれば本当にやめた方が良いです。
逆に靴を傷つけてしまう可能性もあります。
*もう少ししっかりしたクリームが販売されるようになったら購入してみたいと思います。
黒い革靴が白くなる原因は?
靴が白くなっている原因は2つ!
- 雨などに打たれて、乾かす間に塩分が表面に現れた場合
- 擦り傷などがついてしまっている場合
おそらくこの2点のどちらかだと思います。
細かく言えばそれぞれに対処法はありますが、上記基本の手入れをして頂ければ基本的に白い色は消えます!
傷は治ったりはしませんが…傷の度合いによってはほぼ見えないようになります。
黒い革靴を色落ちさせないためにするべきこと
「ニュートラル」ではなく、「ブラック」の乳化性クリームを使うと色褪せを防いでくれます。
乳化性クリームのメーカーによって顔料(色を革に乗せるタイプ)、染色(革にを染めるタイプ)がありますがどちらを使っても色褪せを防いでくれます。
あとは靴を保管する場所は直接日の当たらない場所にしてください。
黒い乳化性クリームを使っていても紫外線が当たり続けると色褪せが起こります。
黒い靴におすすめの靴磨きセット
始めて靴磨きセットを購入する方や、まとめて購入するのがめんどくさいという方向け!
初めて黒い靴を手入れするのにオススメのシューケアセットを探して見たので紹介させていただきます。
セット内容は下記の通り!
- 豚毛ブラシ
- 馬毛ブラシ
- ペネトレイトブラシ
- 竹ようじ
- ステインリムーバー
- 乳化性クリーム(黒を選択してください。)
- ムートングローブクロス
さすがにシューキーパーは入っていないですね(笑)
使い方は紹介した通りですが、このセットではペネトレイトブラシはクリーム塗布用。竹ようじはコバなど細かい所にクリームを塗布する用として想定されています。(私はクリームは素手で、細かいところはペネトレイトブラシを使う派です。)ムートングローブクロスは最終仕上げの乾拭きに布の代わりに使うとキレイに仕上がります。
ブラシはかなり小さいサイズですが、価格的にもスターターセットとしてオススメです。
余裕があれば、大きめの馬毛ブラシと豚毛ブラシを買い足すと靴磨きをより一層楽しめると思います。
まとめ
今回は黒色の革靴の磨き方について書かせていただきました。
記載の通り、黒い革靴は靴磨きの基本であり、一番磨きやすい色です。
是非マスターして、ブラウンやライトブラウンなどにも挑戦してみてください。
最後まで読んでくださいまして誠にありがとうございました。