![銀浮きアイキャッチ](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮きアイキャッチ.jpeg)
どうも、shiny(シニー)です。
雨や雪で革靴の表面がボコボコに…なんて経験ありませんか?
私も何度か経験があるのですが、ちょっと今回のはひどいです…。
先日降った雪の影響で革靴の表面がボコボコ…加えて雪の融雪剤で塩も浮いてしまって大変な事になってしまいました。
今回は、そんな塩浮き&表面ボコボコの革靴をしっかりキレイに直す方法をご紹介させて頂きたいと思います。
同じ症状の方、焦らなくても大丈夫!
しっかり直せますよ!
- 雨や雪で革靴の表面がボコボコになってしまった方!
- 靴に塩が浮いてしまった方!
- 革の表面が銀浮きしてしまった方!
雪で銀浮き状態に…結構酷い状況です…
早速、靴の状態はこんな感じです。
![銀浮き 靴の状態](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き01.jpg)
近くで見ると…
![銀浮き 状態2](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き02.jpg)
![銀浮き 状態3](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き03.jpg)
おそらく雪が原因です。
もっと塩っぽかったのですが、写真撮る前に一度拭いてます。
水分で革がボコボコの状態&融雪剤の塩で白くなっています。
*応急処置は終わっている状態なので、真っ白の状態ではありません。最初はもっと塩っぽい感じでした。
ボコボコ銀浮きを完璧に直す方法
それでは早速塩害&ボコボコの状態を直す方法を紹介します。
まずは馬毛ブラシでブラッシング
まずは馬毛ブラシで全体をブラッシング。
大きなゴミや埃を落としていきます。
![銀浮き 馬毛ブラシ](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き05.jpg)
ティッシュを濡らし、ボコボコ部分の塩分を抜く
水で濡らした布やティッシュで塩が浮いている部分を叩いていきます。
擦りすぎないように注意が必要です。
![銀浮き 塩拭き](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き04.jpg)
リムーバーで念入りに汚れと古いクリームをおとす
リムーバーでしっかり古いクリームと汚れを落とします。
表面がボコボコの箇所は強く擦り過ぎないように注意!
![銀浮き リムーバー](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き06.jpg)
リムーバー後はこんな感じです。
まだまだ段差が目立ちます。
![銀浮き リムーバー後](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き07.jpg)
モウブレイのステインリムーバーは水性のリムーバーで革への負担を最小限に留めてくれるリムーバーです。
水性ですがよく落ちます!
おそらく靴磨きの業界で最もよく使われているリムーバー!
ボコボコの箇所にデリケートクリームを塗布
ボコボコしている箇所、およびその周りに多めにデリケートクリームを塗布していきます。
![銀浮き デリケートクリーム](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き08.jpg)
デリケートクリームが乾かないうちにカッサ棒で押し付けていく
デリケートクリームを塗布したら乾かないうちにボコボコしている部分をカッサ棒で押し付けながら擦っていきます。
膨れている部分を抑えるので少し強めに抑えるようなイメージです。
膨れた部分がある程度均されたらOKです。
完全に平らにする必要はありませんが、触ってもわからない位まで平らに出来たら合格です。
色が変わってしまっているのは次の工程で直せますのでここでは気にしなくてOKです。
![銀浮き カッサ棒](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き09.jpg)
後ほど説明しますが、カッサ棒は代用品を使わずに普通に購入する事をオススメします。
![銀浮き 仕上がり1](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き10.jpg)
ほぼ段差が無くなってフラットになりました。
乳化性クリームを全体に塗布
ある程度革が平らになったら、乳化製クリームを塗布します。
薄く伸ばしていきましょう。
色が抜けている箇所があるので有色のクリームで補色しました。
![銀浮き 乳化性クリーム](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き11.jpg)
ブートブラックのブラウンを使いました!
豚毛ブラシでブラッシング
乳化製クリームが塗り終わったら豚毛ブラシで全体をブラッシングします。
ここまでである程度ツヤが出ます。
![銀浮き 豚毛ブラシ](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き12.jpg)
つま先はこんな感じ↓
![銀浮き 乳化性クリーム後の仕上がり](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き13.jpg)
私が愛用しているのは、超コスパ豚毛ブラシです。価格は安いですが、品質はしっかりとした優れもの。
サイズも丁度いいです。
まだ持っていない方は本当におすすめ出来るブラシなので是非試してみてください。
ワックスでつま先を鏡面磨き
お好みでつま先にワックスをかけていきます。
ワックス無しでもボコボコはほぼ目立ちませんがよりキレイに仕上がります。
![銀浮き 鏡面磨き](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き14.jpg)
サフィールノワールのワックスは靴のつま先、カカトを上品に光らせてくれます。
同じくサフィールノワールのミラーグロスの下地としても相性バッチリです!
ワックスの最終仕上げにミラーグロスを使いました。
![銀浮き ミラーグロス](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き15.jpg)
完成
完成です!
![銀浮き 完成2](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き21.jpg)
つま先は最終こんな感じです↓
![銀浮き ミラーグロス仕上がり4](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き20.jpg)
![銀浮き ミラーグロス仕上がり2](https://shiny-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/銀浮き17.jpg)
コツはこれ!
コツとしてはカッサ棒でしっかり浮いた部分を抑えることです。
デリケートクリームで滑りを良くしてから均す事で仕上がりの完成度が高まります。
カッサ棒は代用できる?
革の浮いた部分を均すために使用しているのだけなので、いくらでも代用品はありそうですが…ちゃんとカッサ棒を購入する事をおすすめします。
カッサ棒は基本的に人のマッサージに使うモノなので靴を傷つけてしまう「角」が無いんです。
代用品を使って革を傷つけてしまったらと考えると…使いやすい道具は購入した方がいいです。
まとめ
今回は雨や雪で革がボコボコになった状態(銀浮き)を修正する方法について紹介させて頂きました。
まとめるとこんな感じです。
- ボコボコ銀浮きは修正可能!
- 修正のポイントはしっかりデリケートクリームを塗って均す事!
- カッサ棒は購入しましょう!
かなりひどいボコボコもコレで直せるので是非挑戦してみてください
最後まで読んで下さいましてありがとうございました。