ブーツの手入れ

レッドウィングの手入れはオイルとクリームの使い分け必要!油性・乳化性の使い分けがポイント!

2020年3月27日

レッドウィング オイル?クリーム? アイキャッチ

どうも、shiny(シニー)です。

レッドウィング大好きです!

今回は、大好きなレッドウィングの純正品の「オイル」と「クリーム」お使い分け方について書いていきたいと思います。

ちなみに使い分け方、ご存知でしょうか?正直、初めて手入れをする方にとってはかなり分かりづらいと思います。

私も最初は全然分からずに数年間「オイル」のみで手入れしていました。(そもそもブーツクリームの存在を知りませんでした。)

使い方を間違えると……仕上がり方が全然変わってくるので注意が必要です。特にオイル系はかなり浸透が早いので使い方を間違えると、カビや型崩れの原因になります。

ちなみにここで言う「オイル」と「クリーム」とは、下記のことを指します。

  • 「オイル」→主成分がミンクオイルのケアオイル。純正品でいう所の「ミンクオイル」や「オールナチュラルレザーコンディショナー」
  • 「クリーム」→乳化性のクリーム。純正品でいう所の「ブーツクリーム」

ちゃんと手入れをして頂ければ確実に10年、15年履けるのがレッドウィングです。是非参考にしてみてください。

■こんな方に読んでほしい!
  • レッドウィングの手入れの方法について知りたい!
  • レッドウィングのミンクオイルとブーツクリームの使い方について知りたい!
  • 乳化性クリームでの手入れの方法を教えて!

結論!!シリーズによって「ミンクオイル」と「乳化性クリーム」の手入れがある。

とりあえず現行のシリーズを「オイル」で手入れ推奨モデルと「クリーム」で手入れ推奨モデルで分けてみました。

「ミンクオイル/オールナチュラルレザーコンディショナー」に適したモデル

  • アイリッシュセッター(9874/9878/9870/9852/9894)
  • アイリッシュセッター(8877/8875/8179/8166/8165/877/875)
  • クラシックワーク(877/875)
  • スーパーソール(8804/8133)
  • ペコス(8866/8169/8845)
  • エンジニア(2268/9268/2966)
  • ロガー(9210)
  • ワークオックスフォード(8103/8106/8109/8001/8002/8005)
  • ロメオ(8145/8142)
  • フォアマンオックスフォード(8049/8054)

「ブーツクリーム(乳化性クリーム)」に適したモデル

  • ベックマン(9411/9413/9414/9416/9060/9062/9063)
  • ミルワンコングレス(9077/9078/9079)
  • キャバリーチャッカ(9095/9096/9097/9098)
  • ミルワンブルーチャーオックスフォード(9086/9087)
  • 1920sアウティングブーツ(8825/8826/8827)
  • 1930sスポーツブーツ(8075/8076)
  • 1930sスポーツオックスフォード(8070/8071)
  • アイリッシュセッター(9877/9875/9879/9871/9866/9853/9895)
  • アイリッシュセッター(8875/8861/9111/8151)
  • ラインマン(2995/2996)
  • クラシックワーク(8876/8861/9111/8151)
  • ラインマン(2995/2996)
  • ワークオックスフォード(8095)
  • ポストマン(101/9196)

ミンクオイルと乳化性クリームの違いとは?

ミンクオイルと乳化性クリーム何が違うのか?結論としては、【油性】か【乳化性】かの違いです。

油性は何となく分かるけど…乳化性とは??

乳化性とは?油性との違い!

油分に水分を混ぜることを「乳化」と言います。要は水分も入っているのが乳化性クリーム。逆にミンクオイルは油分が主成分です。

特性としては、油性のミンクオイルは油分がかなり浸透しやすく、ワークブーツのような分厚くて固い革に向いているオイルです。対して乳化性クリームは水分と油分を同時に補充する革靴のような光沢のある革に使用します。

ワークブーツのような革に乳化性クリームを塗布するのは問題ないですが、革靴にミンクオイルは絶対NG!シミの原因になったり、革が柔らかくなりすぎて形が崩れてしまいます。

レッドウィング純正オイル紹介

ミンクオイル

  • 成分:ろう・油脂・有機溶剤
  • 種類:油性

オールナチュラルレザーコンディショナー(昔の名前は「オールナチュラルレザードレッシング」)

  • 成分:蜜ろう、松ヤニ、天然ミンクオイル
  • 種類:油性

レッドウィングのオイルには「ミンクオイル」と「オールナチュラルレザーコンディショナー」がありますが、効果はほぼ同じです。個人的にはオールナチュラルレザーコンディショナーがおすすめです。理由は匂いが好きだからです。あとは好み良いかと。正直大差は無いです。

レッドウィング純正クリーム紹介

ブーツクリーム

  • 成分:ラノリン、ろう、有機溶剤
  • 種類:乳化性

純正の乳化性クリーム。他の乳化性クリームとほぼ同じ価格帯なので、乳化性クリームをお持ちでない方は純正がおすすめ。革靴等の手入れで既にお持ちであれば特に必要ないと思います。

乳化性クリームの手入れの方法

手入れするのはこちらのブーツです。

レッドウィング オイル?クリーム? 手入れ前
  • モデル名:8284(100周年記念モデル)
  • サイズ24.5cm

久々に引っ張り出しましたが、やっぱり超カッコいいです!革はクロムエクセルなのでオイルの手入れでも良いのですが、このモデルは確か…ベックマンの基礎となったモデルのハズなので、今回は乳化性クリームの方で手入れをして光沢を持たせていきたいと思います。

紐を取る。

まずは紐は取りましょう。ブラッシング・クリーム塗布の妨げになります。

レッドウィング オイル?クリーム? 紐を外す

馬毛ブラシで全体をブラッシング

細かい箇所に溜まったホコリを掃き出すための工程です。クリームにホコリを巻き込まないようにしっかり全体をブラッシングしましょう。

使っている豚毛ブラシはレッドウィングの純正品です。毛量が多くて毛足が長くかなり使いやすいです。価格リーズナブルなので革靴の手入れにもバッチリ使える優れ物です。

レッドウィング オイル?クリーム? ブラッシング

リムーバーで汚れを落とす

汚れがひどい場合や、前回の手入れでニュートラル以外の色の付いた乳化性クリームで手入れしている場合はリムーバーでキレイにした方がいいです。油分は無くなっても顔料が残っています。

やり方は簡単。布の端切れを指に巻いてリムーバーを染み込ませたら、撫でるようなイメージで汚れを落としていきます。

レッドウィング オイル?クリーム? リムーバー
レッドウィング オイル?クリーム? リムーバー2

乳化性クリームを全体に塗布

全体に乳化性クリームを塗布します。今回使用するのは「ブートブラック 」の乳化性クリームです。各メーカー良いものを出しているので純正にこだわる必要はないと思います。今回はブラックを使います。

レッドウィング オイル?クリーム? 乳化性クリーム

ペネトレイトブラシを使うと細かい所まで塗ることが出来ます。

レッドウィング オイル?クリーム? ペネトレイトブラシ

乳化性クリームの色について

乳化性クリームの色は顔料で染色してあります。特に濃い色を塗った所で革が染まるわけではありません。なのであまり細かく色を気にする必要は無いです。

ブーツの色がブラックの場合はそのまま「黒」。ブラウン、ライトブラウン、バーカンディなどの場合は基本は「ニュートラル」、色抜けが気になったときに少し濃い目のクリームを使う程度でOKです。

基本は「ニュートラル」で大丈夫です。

豚毛ブラシでブラッシング

乳化性のクリームを均すために固めのブラシでブラッシングします。

馬毛ブラシで出来ないこともないですが…柔ら過ぎて時間が掛かります。

激安豚毛ブラシでOKなのでない場合は購入をおすすめします。1本あると便利です!

レッドウィング オイル?クリーム? 豚毛ブラッシング
私が愛用しているのは、超コスパ豚毛ブラシです。価格は安いですが、品質はしっかりとした優れもの。 サイズも丁度いいです。 まだ持っていない方は本当におすすめ出来るブラシなので是非試してみてください。

完成

いかがでしょうか?

乳化性クリームで手入れをするとかなり光沢が出ます。ん〜カッコいい!!

レッドウィング オイル?クリーム? 完成2

カカト部分もイイっ!!

レッドウィング オイル?クリーム? 完成3

オイルを使った手入れの方法についてはこちらから

純正オイルを使った手入れについては過去「8875の手入れ」を記事にしておりますので、こちらを参考にしてください。

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ブーツ手入れの頻度

  • オイルで手入れした場合は、年2回。シーズン の履き始めと仕舞う時。
  • クリームで手入れをした場合は、年3〜4回。シーズンの履き始めと中間、仕舞う時。

オイルの方が油分が浸透しやすいので頻度が少なくなります。逆に手入れをしすぎても、革に油分が浸透しすぎて柔らかくなりすぎてしまいます。

この程度の頻度で十分です。

まとめ

レッドウィングのオイルでの手入れとクリームの手入れについて書かせて頂きました。

ブーツの種類によってオイルとクリームを使い分けるのは少し面倒かもしれませんが、せっかく買ったブーツを長年愛用するためにも是非使い分けてみて下さい。

最後まで読んで下さいましてありがとうございました。

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