どうも、shiny(シニー)です。
今市販で購入出来る最高峰シューケアクリーム「サフィールノワール」。
シューケアにこだわる方なら必ず一度は欲しくなるブランドですよね?
そもそも何万円もするものではないので、興味が出ては買い足して…を繰り返し、少しづつサフィールノワールかま増えていきました。
そして、靴磨きの一連の作業が出来るくらいに買い足してしまったわけです…。
正直、手入れをするだけなら買い足さなくてもいいのですが、もちろんそこには訳があります。
今回は、サフィールノワール縛りで靴磨きをしながら、サフィールノワールの良さ、オススメ商品について語っていきたいと思います。
一通り読んで頂ければ、サフィールノワールをご検討中の方の背中を押す事が出来ると思います!
- サフィールノワールは欲しいけど…他との違いを知りたい方!
- サフィールノワールの使い方を知りたい方!
- サフィールノワールのオススメ品を知りたい方!
そもそもサフィールノワールとは?
「サフィールノワール」とはシューケアメーカーの「サフィール」が販売しているシューケア用品の最高位のシューケア用品です。
靴磨きのプロの使用率も高く、あのジョンロブやベルルッティの純正シューケア用品のOEM製造も行っている正真正銘の超一流品です。
価格も他のクリームに比べ2倍程度するなどかなり高価なものが多いですが、その高価もかなり高いです。
以下はサフィールHPからの引用です。
1925年のパリ万国博覧会にてサフィールがレザーケア製品の品質で金賞を受賞して以来、継続的な研究と皮革製品や靴業界における世界的なトップブランドとの密接な協力関係によりサフィール・ノワール(MEDAILLE D’OR)は「プロフェッショナル」のためのレザーケア用品としてつくられました。最高品質のテレピン油やビーズワックス、カルナバワックス、ラノリン、ミンクオイル、ニートフットオイル、植物性油分などの天然原料を厳選し、極限までその配合比率を高めた調合はハイエンドクラスの皮革製品のケアに求められる品質と性能を完璧に満たしており、仕上げやメンテナンス用として世界的に有名なシューメーカーやレザー製品メーカーで採用されています。また多くの有名ブランドの純正ケア用品のOEMもこのサフィール・ノワールの品質で供給されています。すなわち、サフィール・ノワール(MEDAILLE D’OR)は高級シューケアブランド サフィール(SAPHIR)の中でも最高品質を誇るハイグレードラインであり、数あるシューケアブランドを代表する珠玉の逸品です。
サフィールHP
今回使うサフィール ノワール尽くしの道具はこちら!
今回使用するサフィールノワールのクリームはコチラ!
- スペシャルナッパデリケートクリーム
- クレム 1925
- ビーズワックスポリッシュ
- ミラーグロス
サフィールの代表的な4種類のクリームです。
早速サフィールノワールだけ使って靴磨きしてみる!
サフィールノワールスペシャルナッパデリケートクリームを全体に塗布!
すでにリムーバーで古いクリームを落とした革靴にスペシャルナッパデリケートクリームを塗布していきます。
サフィールノワールスペシャルナッパデリケートクリームは伸びも、浸透性もバツグン!!
ただ、このデリケートクリームかなり色々な成分が入っており効果は高いのですが、独特な香りがします。
同居の家族からはクレームが入る可能性も…我が家は、どうやら苦手な匂いみたいです…。
財布やベルト、手帳などのケアも一緒にしたい方は無臭タイプのモウブレイのデリケートクリームをオススメします。
サフィールノワールクレム 1925を全体に塗布
次にクレム1925を全体に塗布していきます。
こちらもクリームの伸びは最高で、かなり塗りやすいです。
乳化性クリームしか使った事がない方は…このクリームの伸びにビックリすると思います!
コバなど、指が届かない場所はペネトレイトブラシを使って塗布していきましょう。
クレム1925やミンクオイルなど、油性のクリームを使うときは必ずデリケートクリームで水分を補給をしてからが鉄則です。
油分だけ補給すると革がボロボロになる可能性があります。要注意です!
豚毛ブラシで全体をブラッシング!
クレム1925塗布後、5分程放置した後、全体を豚毛ブラシでブラッシングしていきます。
ここで全体的にかなりツヤが出ます。スペシャルナッパデリケートクリーム+クレム1925の良いところはココです!
ワックスを塗ったわけではないではないのにツヤ感が半端ない!
全体的にしっかりツヤを出したいのであればやっぱりクレム1925がオススメですね。
豚毛ブラシは激安品使ってます。
ブラッシングが終わったら、乾いた布(Tシャツの切れ端でOK)で乾拭きするとキレイに仕上がります。
サフィールノワールビーズワックスポリッシュで下地作り!
ワックスの「下地」造りをしていきます。
柔らかいワックスで下地を作ることにより、後の固いワックス(ミラーグロス)の美しさ、速度が格段に上がります。
使っている布はネル生地という柔らかい布です。
普通の布よりも柔かく、鏡面仕上げがかなりやりやすくなるのでオススメ。
かなり安価なので自分でカットしてみてください。
ネル生地の詳細については過去の記事で紹介させて頂いています。
気になる方は是非覗いてみてください。
靴磨き用の布は「綿生地」と「ネル生地」の2種類を使い分け!巻き方&超おすすめの自作方法を伝授!
どうも、shiny(シニー)です。 靴磨きに「布」は絶対欠かす事が出来ないアイテムですよね。 最近はシューケアメーカーから専用の布が発売されていますが…もしかして高いお金を出して購入していませんか? ...
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サフィールノワールミラーグロスで仕上げ!
このままでもしっかり光っていますが、更なる仕上がりを求めるならミラーグロス!
ミラーグロスの正体は…最初からガッツリ乾燥させてある市販のドライワックスといった所ですね。
ミラーグロスの色は色々な靴に対応出来るよう、ニュートラルがオススメです。
完成品がこちら!
屋外で撮影↓
いかがでしょうか?
デリケートクリーム+クレム 1925の相性が良く、ワックスをする事が出来ないような部分もしっかり光らせる事が出来る点、つま先・カカトのような普段をかけるような所は、ビーズワックスポリッシュ+ミラーグロスで奥深い深みのある鏡面磨きが出来る点がオススメポイントです。
今回使った4種類のクリームは本当に全部オススメです。
全てサフィールノワールで揃えると、相性も抜群です。
ビーズワックスポリッシュとミラーグロスはセットで使うべき?
上記で使用したビーズワックスポリッシュとミラーグロスはどちらも同じワックスです。
なぜ2種類を使い分けるのか?
それはワックスも固さが全然違うからです。固さが違うと、一回に塗る事が出来る層の厚さが変わります。
- 柔らいワックス→薄い層
- 固いワックス→厚い層
前提として知っておいて頂きたいの鏡面磨きの原理。革の表面は凹凸があり、それをワックスで埋めることにより、鏡面磨きが完成する点。これがワックスで靴が光る原理です。
ワックスでピカピカに光ったつま先の革の断面図はこんな感じ↓
手書きで申し訳ないです…。
革の表面(黒い部分)は凹凸が有り、
凹凸を埋めるようにワックス部分(水色の部分)で表面をツルツルにします。
表面の凹凸をワックスで埋めてワックス部分はピカピカに光るわけです。
上記の絵のようにワックスを何層も重ねれば…鏡面磨きは完成します。が、時間が掛かり過ぎる!
そこで登場するのが、固いワックス=ミラーグロス!
ミラーグロスはその固さゆえに少ない回数で厚い層を素早く作ってくれます!
こんな感じ↓
黄色い部分がミラーグロスです。分厚く塗れるので少ない回数で凹凸を埋める事が出来ます。
では何故最初からミラーグロスを使わないのか?
それは、凹凸が深い部分を埋める事が出来ないからです。ミラーグロスだけ使った断面図はこちら↓
凹凸の谷の部分が埋まらないんですよね。(赤丸の部分)
この部分ががしっかり埋まっていないと、空気が入った層(気泡)が出来てしまいます。
私も何度か気泡が出来てしまった経験があるのですが…全然美しくない!!
以上の理由から、美しく早く仕上げるにはビーズワックス+ミラーグロスの組み合わせがが最高なんです!!
上記の説明は過去の記事で紹介しています↓
サフィールノワール ミラーグロスは使い方にクセあり!でも美しさと早さを求めるなら…必須品!!
どうも、shiny(シニー)です。 今更ですがサフィールノワール ミラーグロスを購入してみました。 そもそも購入する気は無かったのですが… 久々にドライワックス作ろうとショップへ立ち寄った所、店員さん ...
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サフィールノワールのまず使ってほしいランキング!
【第2位】サフィールノワールクレム1925
サフィールノワールの中でも一番の有名なクリームですね。
油性クリームの特性上、デリケートクリームと組み合わせて使うなど少し使い方にクセがありますが、ワックス以外の部分もしっかり輝かせたいならクレム1925がおすすめ!
今まで乳化性クリームを使ってきた方は、スムーズなクリームの伸びとブラッシングした後の輝きに驚くと思います。
さすがプロ御用達のクリームです!
【第1位】サフィールノワールミラーグロス
購入して一番良かったと思うのはミラーグロスです!
コチラも下地が必要など少し使い方にクセはありますが、鏡面磨きの仕上がりの速さ、美しさの両方を手に入れる事が出来ます。
価格は少し高めですが、それ上の価値と驚きがあります!
サフィールノワールの実力に半信半疑な方はまずミラーグロスを購入してみると…他のクリームも欲しくなります!
使い方の詳細については過去の記事で紹介させて頂いておりますので是非参考にしてみてください。
サフィールノワール ミラーグロスは使い方にクセあり!でも美しさと早さを求めるなら…必須品!!
どうも、shiny(シニー)です。 今更ですがサフィールノワール ミラーグロスを購入してみました。 そもそも購入する気は無かったのですが… 久々にドライワックス作ろうとショップへ立ち寄った所、店員さん ...
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まとめ
今回はサフィールノワール縛りで靴磨きをしてみましたが、やはり一流のシューケアメーカーの最高峰シリーズは最高の仕上がりということを再認識しました!
まとめるとこんな感じです。
- やっぱりプロに一番使われているシューケアグッズは仕上がりが最高!
- クレム1925は仕上がりは最高!でも、デリケートクリームも忘れずに!
- サフィールノワールが気になる方はミラーグロスを購入してみるのがオススメ!
ちょっと使い方にクセはありますが、仕上がりのレベルを上げてくれるサフィールノワールシリーズ、超オススメです!
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。