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革靴が雨でボコボコに!?それ銀浮きです!修正方法と対策はコレで完璧!

銀浮きアイキャッチ

どうも、shiny(シニー)です。

雨が降った後、革靴のつま先がボコボコになってしまった経験はありませんか?

それは「銀浮き」という現象です。

銀浮きが発生してしまったら残念ながら普通の手入れでは直すことは出来ません…。

今回は実際に銀浮きが出てしまった私の革靴を直しながら、修正の方法と予防について紹介させて頂きたいと思います。

是非参考にしてみてください。

■こんな方に読んでほしい!
  • ボコボコになってしまった革靴を直したい!
  • 銀浮きを直しながら対策と方法も知りたい!
  • 梅雨の時期の前に雨対策の方法を知りたい!

大切な革靴が雨でボコボコに…

まずは症状はこんな感じです↓

銀浮き 症状

雨の日に履いて次の日に確認してみたらこんな感じでした。

細かく丸い点のようにボコボコしたり、この靴のように境目ができたようにボコボコしたり…症状は違うように見えますが、すべて銀浮きです。

修正方法・予防方法も同じなので、銀浮きが発生している方はこの後紹介する方法で対処可能です。

銀浮きの原因

銀浮きは、革靴に雨がマダラに染み込んだ後、偏った乾燥をした時に起きる現象です。

偏った乾燥が起きる原因の一つに古いワックスやクリームが残っている事が挙げられます。

しっかり定期的に革靴の手入れをしていれば、起きづらい現象です。

普段の手入れはしっかりするようにしましょう。

銀浮きの治し方

それでは実際の銀浮きを直す手順をご紹介します。

上記でも書かせて頂いた通り、銀浮きはマダラに乾燥させてしまったことが原因である事と、古いワックスやクリームがマダラになってしまっているのが原因です。

まずは古いワックス・クリームをしっかり落としてから、全体を濡らすことが大切です。

全体をブラッシング

全体の大きなホコリや小石を落とすためブラッシングしていきます。

ブラッシングは靴磨きの基本です。

しっかり落としましょう。

ハイシャインクロス 馬毛ブラシ
馬毛ブラシはコロニルがおすすめ! サイズ的にも丁度良く、毛量も多いので使い易いです。

リムーバーでしっかり古いクリームを落とす

次にリムーバーで古いワックス・クリームを落としていきます。

普段よりもしっかり目に落としましょう。

銀浮き リムーバー

モウブレイのステインリムーバーは水性のリムーバーで革への負担を最小限に留めてくれるリムーバーです。

水性ですがよく落ちます!

おそらく靴磨きの業界で最もよく使われているリムーバー!

ちなみにリムーバーだけでは全然直りません。

リムーバー後は…こんな感じです。

銀浮き リムーバー後

銀浮きが発生している箇所に濡れたティッシュをかける

銀浮きが発生している箇所に濡れたティッシュをかけていきます。

銀浮き ティッシュ

3〜5時間放置

そのまま乾燥させて3〜5時間放置します。

まだ治らなければ2回目を行う

1回目の効果はこんな感じですが…途中何度か水を足してしまったためシミになってしまいました…。

銀浮き シミ

原因は、一気に銀浮きを直そうとするがばかりにティッシュが乾いた時点で水を追加した事にあります。

ティッシュに水を追加せず、乾燥→確認を細かくしていればこんな事にはならなかったと思います…。

一度ティッシュを被せたら水を追加せず、乾いた時点で確認。銀浮きが直っていなければ、再度新しいティッシュを被せるようにしましょう。

急がば回れですね。

不運にも私と同じ状況になってしまった方は、全体に濡れたティッシュをかける事で解決します。

銀浮き シミ直し

仕上がりはこんな感じです。

シミ消しの詳細は別の記事で詳しく書かせて頂きたと思います。

銀浮き シミ直し 完了

つま先のボコボコも無くなりました。

乳化性クリームを塗布

水で濡らして乾燥した革靴は、かなりの乾燥気味状態なので乳化性クリームをしっかり塗布していきます。

色が抜けているようだったのでブラウンの乳化性クリームを使いました。

銀浮き 乳化性クリーム

使用したのはブートブラックのブラウンのクリームです。

安心のクオリティでどんな革靴にもオススメ出来ます。

指が入らない箇所はペネトレイトブラシを使いましょう。

銀浮き ペネトレイトブラシ

ペネトレイトブラシはクリームの色で分けて使う必要があるので、何本か持っておきましょう。

豚毛ブラシでブッシング

乳化性クリームを塗布したら豚毛ブラシで全体をブラッシングしていきます。

クリームを均す作業になるので結構強めのブラッシングでOK。

銀浮き 豚毛ブラシ

使用している豚毛ブラシは激安品ですが、10年以上使えている超コスパ品です。

ワックス

次に鏡面磨きをしていきます。

サフィールノワールのビーズワックスポリッシュを下地にミラーグロスで仕上げました。

下地なので少し光ってきたくらいOK!

銀浮き ワックス下地

仕上げはミラーグロスで行います。

短時間でしっかり光るのでかなりオススメです。

銀浮き ワックス仕上げ

鏡面磨きについて詳しく知りたい方は下記の記事を参照してみてください。

オススメ!
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防水スプレー

鏡面磨きが終わったら防水スプレーをします。

銀浮き 防水スプレー

防水スプレーはしっかり革製品用のものを使いましょう。

今回使用したのはコロニルのウォーターストップです。

一旦鏡面部分が曇ったようになりますが、問題ありません。

ネル生地で磨いて完成!

防水スプレーで曇ったつま先↓

銀浮き 防水スプレー後

再度ネル記事で磨いていきます。

銀浮き 仕上げ

この通り、輝きが復活します。

銀浮き 完了 つま先

これで完成です。

銀浮き 完了

銀浮きを予防する方法

ボコボコの銀浮きを予防する具体的な方法は下記の2点です。

  • 手入れをマメに行う(1ヶ月に1回程度)
  • 防水スプレーをする

手入れを定期的に行えば、乾燥のムラを防ぐ事が出来ます。

また、防水スプレーで革靴自体が濡れないようにすれば、銀浮が発生する事もありません。

オススメは、両方をしっかり行う事ですが、月に一回程度しっかり手入れを行うだけでかなり予防できます。

ちなみに私は、防水スプレーを忘れがちです…。

まとめ

今回は革靴の銀浮きについて書かせて頂きました。

初めて銀浮きを見た時は軽く絶望しましたが、直す方法さえ知っていれば全く問題ありません。

問題はないのですが…靴全体を濡らすのは革への負担が大きいので日々のケアをしっかり行なって防ぐ事が最重要です。

最後まで読んでくださいまして誠にありがとうございました。

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