修理

革靴のトゥスチールつける?つけない??メリット・デメリットも同時解説していきます!

2019年9月20日

トゥスチールアイキャッチ

どうもshiny(シニー)です。

皆さんはトゥスチールつける派ですか?つけない派ですか?

色々論争がありますが…わたしは、確実につける派です!

見た目も圧倒的に良いですし、最終的にお財布にも優しいので圧倒的におすすめです!

今回はトゥスチールつける派歴10年以上の私がトゥスチールのメリット・デメリット、そしてなぜつける派なのか?を書いていきたいと思います。

一通り読んで頂ければメリット・デメリット、そしてトゥスチールを装着したくなると思います。

迷っている方もつける、つけない派の方も是非読んでみて下さい。

■こんな方に読んで頂きたい!
  • トゥスチールをつけようか迷っている。
  • トゥスチールのメリットを知りたい。
  • コストが気になる。

結論!トゥスチールは絶対付けるべき!メリット・デメリットを解説

正直、普通の生活をしているのであれば圧倒的にメリットの方が大きいですね。

理由を解説していきます。

【メリット①】デットラインを守ってくれる!

理由の9割はココに尽きます。つま先削れ過ぎてデットラインを超えると、どんないい靴でもアウト!

修復が困難になります。

デッドラインはココです↓

うっすら線が見えると思います。そこがデッドライン!

革靴で一番削れるのが【つま先】。

特に革が固い靴は削れ方が顕著です。

せっかく買った靴がつま先だけ削れてソール交換出来なくなってしまっては目も当てられません。

トゥスチールはそんなつま先の削れから靴を守ってくれる強い味方です!

【メリット②】トゥが美しく保たれると靴が美しくなる。

トゥの部分が薄くなると靴がとても貧相に見えてしまいます。全体でみてもとても古臭く見えます。

せっかく靴磨きしても効果半減ってことになりかねないですね。

トゥスチール装着前と装着後の比較はこんな感じ↓

削れたつま先
補修前
つま先補修後
補修後

少し削れてしまっている靴にトゥスチールを装着したのですが、うまく収まっていますね。やっぱりつま先が美しい靴は全体が締まります。

【デメリット①】多少コストが高い。

続いてデメリット。

トゥスチール自体はそんなに高くないですが、かなり手間の掛かる作業のため作業費込みで大体2,500円〜4,000円程度かかります。(素材と付け方によって違う。)*種類に関しては後ほど解説。

【デメリット②】床が傷つく。

トゥスチールの素材が金属の場合、床が金属より柔らかい素材であれば傷が付きます。

例えば普段歩く場所が大理石であったり、玄関が石畳などの場合は注意が必要です。

この場合は金属以外の素材を選ぶようにすればOK。

トゥスチールの種類を紹介

トゥスチールにも色々種類があります。写真と特徴を紹介します。

トライアンフ

金色のトゥスチールです。素材は真鍮で出来ており、厚さは1.5mm。このあと紹介するビンテージスチールよりも柔らかいため摩耗は早いですが、金色が維持出来るのでライトブラウンなどの靴にピッタリの色目になっています。

カジュアル系の靴にも良く合います。

下から
トゥスチールトライアンフ横
横から

ビンテージスチール

銀色のトゥススチールです。

素材はスチールで出来ており、トライアンフよりも固い素材になります。

トライアンフよりも少し錆びやすい印象です。黒い靴に合います。押出しが強くないのでドレスシューズ向きですね。

ビンテージスチール下から
下から
ビンテージスチール横から
横から

エテルノ*RESH.オリジナル

金色のトゥスチールです。素材はスチール、スチールの硬さを残しつつ色合いもカッコいい、かつ厚さが2mmとなっており耐久性にも優れます。全国に展開しているシューリペアショップ「RESH.」さんのオリジナル製品のようなので近くにショップがある方は是非お試しください。

エテルノ下から
下から
エテルノ横から
横から

合成ゴム素材/革素材

下地が合成ゴムの場合は、トゥに付ける素材もゴム素材になります。レザーソールの場合はゴムでも革素材でもOKです。床を傷つけたく無い方や、つま先が滑るのが気になる方はゴム素材/革素材がおすすめです。

トゥスチール ゴム素材 下から
下から
トゥスチール ゴム素材 横から
横から

そもそもつま先が削れてしまう原因は?

靴によってつま先が削れる速度は全く異なります。

早ければ2〜3回履いただけでかなり削れてしまうこともありまし、意外にオールソールまで持つ事もあります。その理由について考えてみました。

【つま先が削れる理由1】タイトフィッティング

タイトなサイズ感がお好きな方は注意が必要です。

タイトなサイズの方が靴が地面から離れる時、つま先に負担がかかります。(大きめサイズより擦りやすい。)

私自身の体験としてスコッチグレイン25cmはオールソールまでトゥスチールなしでしのげましたが、同じくスコッチグレインの24cmはあまりの減り具合にハーフソールを貼って対応しました。(マイサイズは24.5cmです。)

タイトフィッティングがお好きな方は注意が必要です。

【つま先が削れる理由2】ソールが固い

新しい靴はソールが固く、ソリがあまりないのでつま先に大きな負担がかかります。少し慣らしてから履くか、レザーソールオイルを塗るとかなり曲がりが良くなります。

またタブルソールの場合も履き続けてもなかなかソールが柔らかくなりづらいので早めのトゥスチール装着がおすすめです。

レザーソールの手入れの仕方についてはこちらの記事に詳細を記載しています。

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トゥスチールを付ける時期は?

出来れば新品の時がおすすめです。

数回履いてから付ける場合、削れの度合いにもよりますがどうしても削れすぎてしまった部分が出てきます。この部分は少なからず弱くなるのでトラブルの原因となります。

購入した靴はすぐに履きたくなるとは思いますが、少し我慢してまずはトゥスチールを装着するのが得策です。

取り付けたショップ紹介

顔バレするのであまり大ぴらにはしたくないですが・・・

いつも修理をお願いしているのはRESH.京都さんです。

私は仕事柄転勤も多少あるので、今までRESH.名古屋さんでもお世話になってきました。

どちらのお店もしっかりとした腕をお持ちでいつも想像以上の仕上がりを見せてくれます。「いつも」想像以上の仕上がりを見せてくれるってすごいですよね。おすすめのシューリペアショップです。

ちなみに今回お願いした「エテルノスチール」は4,200円で取り付け時間は約1時間半でした。

お近くにショップが無い方はWEBもおすすめ

近くにリペアショップが無い方、安心してください!

最近はインターネットでも修理を受け付けてくれます。

便利な世の中になりましたよね。

ショップに持って行くまでの手間が省けるのはかなり助かります!

靴+木製シューキーパーを持ち歩くのは意外に大変。

トゥスチールの修理はこちら↓

オールソールも出来ます!

ある程度削れてしまったらソールを一新するのもアリですね。

まとめ

今回はトゥスチールについて書かせて頂きました。

靴を購入したらなるべく早くトゥスチールを取り付ける!これが鉄則です。

取り付けるトゥスチールについてはショップ店員さんに相談してみると色々聞けて面白いですよ。

最後まで読んでくださいましてありがとうございました。

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