どうも、shiny(シニー)です。
先日、同じ会社のおじさんに「靴の手入れは【靴墨】使うんだよね?」って聞かれました。
そうですね〜って答えましたが…一つ疑問が…??
そういえば…靴墨ってどのクリーム!?
もちろん言葉は知っていますけどね。
デリケートクリーム?油性のクリーム?乳化性クリーム?ワックス??
コレごちゃ混ぜになってたらかなりマズイですよね。ってことで色々調べてみました。
この記事を読んで頂ければ靴のケアの基本をご理解頂けると思います!
是非参考にしてみてください。
- 靴墨で検索して当サイトにたどり着いた方!
- 革靴の手入れの基本を知りたい方!
- 靴墨の正体を知りたい方!
そもそも【靴墨】ってなんでしょう?
同じ会社のおじさんに聞いてみましたが…よく分かりませんでした。
こんな時の強い味方といえば…Google先生!
調べてみましたが、結論としては…乳化性クリームあり、油性クリームあり、ワックスありのごちゃ混ぜ状態。
結局どのクリームの事を指しているのか、全然分かりませんでした。
保革のクリーム塗らずにワックスとか相当マズイんですけどね…。
とりあえず分かった事は、「靴墨」とは靴に塗るクリーム全般を指しているということです。
順番を間違えると靴の寿命をガツンと縮めるのはこのクリーム!
ずばり、ワックスです!!
ワックスは革には全く良い影響がありません。
ただただ、つま先をキレイに見せるだけです。だからこそ、ワックスの下地で丁寧に保革する必要があるわけです。
ちなみにワックス自体を否定しているわけでは無いので悪しからず。私自身もしっかりと手入れしたあとで、普通に使っています。
保革せず、直接ワックスを塗るとどうなる??
端的に言うと、革が割れます。
残念ながら割れた革は二度と元には戻りません。
かなり軽めの割れになりますが、こんな感じです↓
つま先で割れると…かなり目立ちます。
ワックスってどんなクリーム??
ちなみにワックスとはどんなクリームか?裏蓋を見れば分かります。
「種類:油性」となっているクリームです。
(サフィールクレム1925など、ワックスではない油性クリームもありますが、どちらにしても最初に直塗りはあまりよろしくありません。)
手持ちのワックスたち↓
蓋を開ける所がこんな感じになっているのも特徴↓
1本で済ませたいならコレ買っとけば間違い無い!
もし、靴墨と同じようにクリーム一個で手入れを終わらせるなら…【乳化性クリーム】が正解です!
乳化性クリームは水分と油分が配合されているため革に必要な栄養素を一本で補充することができます。
調べ方は簡単!「種類:乳化性」と記載してあります↓
おすすめの乳化性クリームは「コロンブス ブートブラック」!
ある程度名の知れたブランドであれば全く問題ありませんが、オススメはブートブラック。
私が最初に購入した乳化性クリームであり、クリームの良し悪しの基準になっています。
まだまだ高いクリームもありますが、保革の意味ではかなり効果が高く、コストも抑えられたクリームです。
【乳化性クリーム】を使った正しい靴磨きの方法!
乳化性クリームが靴にとってベストであるのは上記の通りです。
乳化性クリームの正しい使い方について紹介します。
紐を取ってブラッシング
靴紐を取って全体をブラッシングします。
ココでしっかりホコリを落とすことによってクリームを塗る時の擦れを防ぎます。
馬毛ブラシはコロニルがおすすめ! サイズ的にも丁度良く、毛量も多いので使い易いです。リムーバーで古いクリームを落とす
リムーバーでしっかり古いクリームやブラッシングでは落ちない汚れを落とします。
リムーバーをよく振ってから、布に少量染み込ませ、全体を優しく擦っていきます。
モウブレイのステインリムーバーは水性のリムーバーで革への負担を最小限に留めてくれるリムーバーです。
水性ですがよく落ちます!
おそらく靴磨きの業界で最もよく使われているリムーバー!
靴墨=乳化性クリームを塗布
先ほど紹介したブートブラックを全体に薄く塗っていきます。
全体的に指で直塗りがオススメですが、コバの細かい箇所や、革が重なった部分は写真のような小さいブラシ(ペネトレイトブラシといいます。)を使うのがおすすめです。
全体をブラッシング
豚毛ブラシで全体をブラッシングします。
残ったクリームを均すのが目的なので固めの豚毛ブラシがおすすめです。
私が愛用しているのは、超コスパ豚毛ブラシです。価格は安いですが、品質はしっかりとした優れもの。
サイズも丁度いいです。
まだ持っていない方は本当におすすめ出来るブラシなので是非試してみてください。
完成
ココまでで一通りの手入れが完了です。
さらにワックスまでするとこんな感じ!
手入れをせず、直接ワックスを掛けるのは良くないですが、しっかりとした手入れ後にワックスをするのは下地が割れる心配も無いのでオススメです。
仕上がりはこんな感じになります。
ワックスの方法や掛け方についてはこちらの記事に詳細を記載しておりますので気になる方は読んでみてください↓
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まとめ
今回はひょんなことから「靴墨」について気になったので調べてまとめてみました。
「靴墨」でひとくくりにされていた方は、色々なクリームがあるので、是非乳化性クリームを中心に興味を広げて頂けると嬉しいです。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。