どうも、shiny(シニー)です。
鏡面磨きしていますか?
靴磨きの最終仕上げ、鏡面磨きがうまく出来ると靴の輪郭、表情が全く変わってきます。
なにより鏡面磨きが出来るようになると靴磨きが一段と楽しくなります!
でも、最初はなかなか上手くて出来無いんですよね…。もちろん私もそうでした。
しかし!コツを掴めば割と簡単に出来るようになります!
今回は、クリームから磨き方まで、私の10年掛けたコツを詰め込ませて頂きましたので是非参考にしてみてください。
- 鏡面磨きのコツを知りたい方!
- 鏡面磨きの工程を知りたい方!
- オススメのワックスを知りたい方!
【超大事な事】まずはなぜワックスで鏡面磨きが出来るのか?を知る!
鏡面磨きで一番大切なのは、磨き方ではありません。
まずはなぜ鏡面磨きで靴が光るのか?を知る事です。
そもそもの原理を知らずに鏡面磨きをし始めると多分迷走します。
私自身がそうでした。
なんとなく鏡面磨きが出来るようになってから革が光る原理を知ったのですが、もっと早く知っていれば鏡面磨きが出来るようになるまでの時間がかなり短縮出来たと思います。
回りくどく感じるかもしれませんが、知っておいて損は無いです。
ワックスを塗るとなぜ光って見えるのか??
鏡面磨きがピカピカに光るのはなぜか?
答えは、凹凸のある革の溝をワックスが埋めて平らにしているからです。凹凸がなくなるほど革はキレイに光を反射sるため光って見えます。
下記のイラストは、鏡面磨きをした革の断面図です。
ワックスの層が薄かったり、凹凸があったりすると鏡面が光って見えません。
何層も重ねなくてはならない事を意識する
通常、ワックスは柔らかく、一回で形成される層が薄いので何層も塗り重ねていく必要があります。
一応固いワックスも販売はしているのですが、固いワックスは取り扱いが難しいのでとにかく最初は「何層もワックス層を重ねて」鏡面磨きが完成することを覚えておいてください。
鏡面磨きが失敗する主な原因
次に知ってほしいのは、鏡面磨きが失敗する理由です。
先に知っておくと致命的な失敗を避けることができます。
市販のワックスをそのまま使うと失敗します!
一発目からなかなかの衝撃ですが、市販のワックスをそのまま使ってもほぼ確実に上手くいきません。
失敗するというか、上手く行くまでに途方も無く時間がかかります。
どうしたらいいのか?
フタ開けっぱなしで1〜2週間放置!
これで解決できます。どうでしょう?意味分からないですよね。
購入したてのワックスはとても柔らかく、一度塗っても出来上がる層がとても薄いんです。
そこでフタを開けっ放しにし、乾かすことによってワックスを固く、一塗りの層を厚くすることによってより確実に鏡面磨きを成功させることが出来ます。
こんな感じ↓ワックスが割れてしまうくらいまで乾かしていきます。
普通のシャツの切れ端を使っていると失敗します!
普通のシャツでも一応鏡面磨きを出来なくはないですが…ずっと小傷が付くんですよね…。
ある程度以上全然鏡面磨きが進まない感覚です。
鏡面磨きをしっかり仕上げたいなら、柔らかい布を使いましょう!
もっと具体的に言うと…普通の布ではなく、
ネル生地を使いましょう!
こんな感じの布です↓
カットして使うとコスト的にも最高です。詳細は下記記事から↓
靴磨き用の布は「綿生地」と「ネル生地」の2種類を使い分け!巻き方&超おすすめの自作方法を伝授!
どうも、shiny(シニー)です。 靴磨きに「布」は絶対欠かす事が出来ないアイテムですよね。 最近はシューケアメーカーから専用の布が発売されていますが…もしかして高いお金を出して購入していませんか? ...
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ネル生地は柔らかく最後の仕上がりが全く違います。
最後まで小傷を残さずピッカピカにしてくれますよ。
コストとしてはかなり安いので早めに購入してみることをおすすめします。
違いに驚きますよ!
水をつけすぎると失敗します!
やりがちな失敗例としては最初から水をつけてしまうパターンです。
最初は水なしでワックスを塗り進めて行きます。
少し引っかかりを感じたあたりで水を1滴〜2適追加する程度のイメージでOK。
力を入れすぎても失敗します!
力の入れすぎもNG。
優しくなでるようなイメージで全然OKです。
塗り込もうとすると下の層のワックスを剥がしてしまう恐れがあります。
まずは本当にかなり弱めに撫でる程度で塗り進めていきましょう。
正しい方法と道具で鏡面磨き!
それでは実際の鏡面磨きをやってみましょう!
今回使用する道具はコチラ
- サフィールノワール ビーズワックスポリッシュ
- サフィールノワール ミラーグロス
- ネル生地
- 水
手持ちの道具の中で最も鏡面磨きがしやすい組み合わせです。
しっかり下地を作りとしてある程度層を重ねる
柔らかいワックスでまずは革の凹凸を埋める必要があります。
凹凸を埋めやすい革、埋めにくい革があるので時間は気にせず、根気良く!優しく!
使うのは「ネル生地」と「サフィールノワールビーズワックスポリッシュ」です。
水は少なめ、力はもっと少なめで!参考までに水滴はこんな感じです↓
何度もワックスを掛けていくとワックスを掛けている面がツルツルしてきます。
向かって左側がビーズワックスで下地を作った方です。
仕上げはミラーグロス(固いワックス)なので、ある程度ツヤが出る程度でOK。
ミラーグロスで仕上げていく
次にミラーグロスを塗っていきます。
要領は通常のワックスと全く同じです。
ここからは納得のいくまでワックスを塗り進めてください。
ミラーグロスの使い方に関してはこちらの記事がおすすめ↓
サフィールノワール ミラーグロスは使い方にクセあり!でも美しさと早さを求めるなら…必須品!!
どうも、shiny(シニー)です。 今更ですがサフィールノワール ミラーグロスを購入してみました。 そもそも購入する気は無かったのですが… 久々にドライワックス作ろうとショップへ立ち寄った所、店員さん ...
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完成
まとめ
今回は失敗しない鏡面磨きの方法を紹介させていただきました。
磨き方も大事ですが、まず道具がしっかりしていないと鏡面磨きは失敗してしまいます。
まとめるとこんな感じ↓
- 新しいワックスは一旦乾燥させる
- 鏡面磨き用の布はネル生地を使う
- 水滴を1〜2滴でOK!
- 力を入れすぎない
- 乾かしたワックス→ミラーグロスでかなりキレイに仕上がる!
是非参考にしてみてください。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。