どうも、shiny(シニー)です。
黒色の靴を2〜3足揃えるとほぼ強制的に「茶色の靴がほしい!」って感覚になりますよね?黒の靴だけの方が手入れも楽なのに…と思いますが、これは仕方ありません。茶色の革靴カッコイイですしね。
実際には、ベルトの色をを揃えたり、新しく茶色のクリームを揃えたり、まぁまぁ大変です。
今回はそんなついつい買ってしまう茶色の靴のメリット・デメリット、ついでに手入れの方法について書いていきたいと思います。
この記事を読んで頂ければ、茶系の魅力をご理解頂けると思います。
- 茶系の色の靴を検討している!
- 茶色の革靴のメリット・デメリットを知りたい!
- 茶色の革靴のクリームの色が知りたい!
茶色の靴のメリット
茶色の革靴を何足か購入してみてメリットを感じるのは下記2点です。
- カジュアルな服装にも合わせやすい
- エイジングがカッコイイ
詳細解説します。
カジュアルな服装にも合わせやすい!
茶色の靴は黒色に比べ圧倒的にカジュアルな服装に合わせやすいです。
オンオフ共有したいと考えている方にオススメです。
ちょっと逸れますが、カジュアルな服装に合わせる時に注意すべき点も合わせて紹介します。
カジュアルな服装に合わせる事が場合は、「外羽根」をおすすめします。なぜか?
それは内羽根の方がよりフォーマルであるためカジュアルにそぐわないからです。茶系と言えど内羽根をカジュアルに合わせるのはかなり難しいです。
逆にビジネスでしか使わないなら内羽根がおすすめ!
※内羽根、外羽根の違い↓
左側のウィングチップのように紐を結ぶ部分が羽のように開く靴が「外羽根」、右側のストレートチップのように開かない靴が「内羽根」と呼ばれています。
外羽根は少しカジュアル、内羽根がスマートな印象に見えます。
エイジングがカッコイイ!
エイジングもカッコイイです。
特にシワの部分が少し薄くなるのがいいんです!
黒い靴と違いしっかり履いてきた歴史が刻まれるのは履き甲斐がありますよ。
屈折部分がうっすら薄い色になっているのわかりますか?
ちょっと写真では見づらいかもしれません。
茶色の靴のデメリット
続いてデメリットはコチラです。
- 雨の日は特に注意が必要!
- 手入れのクリームの色チョイスが少し難しい!
雨の日は注意!
素材にもよりますが雨の日には注意が必要です。
革は基本的には水に弱い素材です。黒色であれば目立たないのですが茶系の靴はそうもいきません。
場合によってはシミになってしまったりします。
運悪く雨に打たれてしまったら出来る限り早めに手入れをする事が大切です!
下の写真、1滴水を垂らしてみました。このようにすぐに染み込んで色が変わります。時間が経てば消えますが、雨の日はなかなか目立ちます。
クリームのチョイスが少し難しい!
黒い靴に靴に比べて靴の色にドンピシャなクリームがなかなか無かったりします。
基本的なセオリーとしては、靴より少し薄めの色を選んで頂けたら間違いありません。
まぁそもそもクリームは、顔料を靴に乗せるイメージなので、靴を染める効果は無いのでそこまで神経質になる必要もありません。
ちなみに色に迷ったら私のおすすめは「ニュートラル」!半透明なので黒以外の革靴全てで使う事が出来ます!
おすすめはこちら↓
茶色の革靴 手入れの方法
茶色の革靴の手入れの方法を紹介させて頂きます。
今回はライトブラウンの乳化性クリームを使ってみました。
上記でも紹介しましたが、茶色の靴のクリームは「ニュートラル(無色)」か「靴よりちょっと薄い色」がセオリーです。
用意するもの
- 馬毛ブラシ
- リムーバー
- 乳化性クリーム(同系色の薄い色orニュートラル)
- 豚毛ブラシ
- ペネトレイトブラシ
- 布(端切れ)
全体をブラッシング
全体にホコリを落とすため全体をブラッシングします。
ブラシはお気に入りのコロニル!安くていいですよ。
リムーバーで汚れ落とし
リムーバーを少し布に取って古いワックスとクリームを拭き取ります。
ゴシゴシ擦る必要も、完璧に落としきる必要もありません。目安はこんな感じ↓
光沢が無くなってきたらOKです!
クリームを塗布
水分と油分を補給するため乳化性のクリームを塗布します。
もちろんニュートラルでもOK!この靴に関してはドンピシャなクリームがあるのでライトブラウンを使います。
豚毛ブラシでブラッシング
豚毛ブラシでブラッシングして余分なクリームを落とします。結構ゴシゴシしてもOKです。
豚毛ブラシはクリームの色ごとに使い分ける必要があるのでホワイトがおすすめ!
完了
ここまでで一通りの手入れが完了!
なんと、ここの写真を取り忘れてしまいました…。鏡面磨きにつづく…!!
鏡面磨きにも挑戦してほしい!
もう一段階仕上げのレベルを上げるのが鏡面磨き!是非挑戦してみてください。
用意するもの
- 布(ネル生地)
- ワックス(少し乾燥させたワックスがベスト)
- サフィールノワールミラーグロス
- 水
と、その前に鏡面磨きを成功させるコツを紹介!
鏡面磨きを成功させるコツは2つ!
- ネル生地を使うべし!
- ワックスを少し乾燥させるべし!
【その1】ネル生地を使うべし!
ワックスを塗る生地はTシャツの端切れよりも表面が柔らかい生地が最高です。表面が柔らかくワックス面の細かいキズが圧倒的に減ります。仕上がりも相当早くなります。
ネル生地は1mX70cmの生地を切って使うのが一番コスパが高いです。
ネル生地の詳細記事はこちらから↓
靴磨き用の布は「綿生地」と「ネル生地」の2種類を使い分け!巻き方&超おすすめの自作方法を伝授!
どうも、shiny(シニー)です。 靴磨きに「布」は絶対欠かす事が出来ないアイテムですよね。 最近はシューケアメーカーから専用の布が発売されていますが…もしかして高いお金を出して購入していませんか? ...
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【その2】ワックスを少し乾燥させるべし!
ワックスは新品で購入して、蓋を1〜2週間ほど開けっ放しにしたものがおすすめ!新品をそのまま使うと柔らかすぎてなかなかワックスが掛かりません。
乾燥しすぎても塗りにくくなるので1〜2週間程度から始めてみてください。
ネル生地にワックスを取っ塗っていく
ネル生地にワックスを少量取って優しく塗っていきます。一気に仕上げるより、少しずつ右足つま先→右足カカト→左足つま先→左足カカトなどの順番を何周か回した方がキレイに仕上がります。
私が使っているのはサフィールノワールのビーズワックスポリッシュです。
滑りが悪くなってきたら1滴だけ水を垂らす。
ワックスの滑りが悪くなってきたら水を一滴だけ垂らします。水はつけ過ぎ注意!本当に一滴でOKです!
コレを何度か繰り返します。
最後にミラーグロスで同じ作業
通常のワックスだけでも十分キレイに仕上げる事が出来るのですが、サフィールノワールのミラーグロスという超固めのワックスを使う事によって更に素早くキレイに仕上げる事が可能です!
使い方は普通のワックスと同じです。
完成!
鏡面磨きについては下記の記事でも詳しくまとめています。是非読んでみてください。
挫折失敗なし!鏡面磨きのコツ!
どうも、shiny(シニー)です。 鏡面磨きしていますか? 靴磨きの最終仕上げ、鏡面磨きがうまく出来ると靴の輪郭、表情が全く変わってきます。 なにより鏡面磨きが出来るようになると靴磨きが一段と楽しくな ...
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まとめ
今回は茶系の革靴の手入れの方法を中心に紹介させて頂きました。手入れは少し手間ですが、エイジングのカッコ良さ、カジュアルでも使える汎用性などなどメリットも大きいです!
是非今回の手入れの方法を参考にして茶色の靴をエンジョイしてください。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。