どうも、shinyです。
今回は勘違いが蔓延している(気がする)ビジネスシューズのおしゃれについてお話しさせて頂きたいと思います。
何を隠そう私は靴磨きにハマる前は「形」がカッコ良くて安い靴を探していました。
そんな中、事件が起きます…大事な仕事中に靴底がベローンと取れました…。もうそれはビックリしましたね。
とりあえずその場はなんとかやり過ごし、今度はしっかりとした靴を買おうと決意!その後リーガルを購入しました。
これが初リーガルです。ガラスレザーの安いモデルでしたが、履き心地は完璧でしたね。
その後、どんどん靴にハマり今に至ります。
もう10年以上靴磨きを続けていますが、今思うことはビジネスシューズのおしゃれさは「流行りや形では無い!」という事です。
- おしゃれなビジネスシューズがほしい方!
- 今までの使い捨て靴に飽き飽きしている方!
- まずは一足本格的な靴が欲しい方!
ビジネスシューズのおしゃれの定義はコレだ!
結論からいうと、私が思うおしゃれなビジネスシューズの定義は2つ。
- TPOに合わせた靴の選択が出来ているか?
- しっかりと磨かれているか?
この2点だけです。
解説していきます。
靴の種類とTPO
革靴の種類は数多くありますが、ビジネスにおいて適切な靴はある程度限られています。
ビジネスとして使えるのは、「プレーントゥ」「Uチップ」「ウィングチップ」「ストレートチップ」「モンクストラップ」です。*ローファーは入れていませんが、最近流行りのカジュアルスタイルの場合は全然OKです。
そして、その場に応じて靴を使い分けることが出来る。これこそがビジネスシューズおしゃれさんへの第一歩です。
フォーマル度順に並べて見るとこんな感じです↓
上にあるほどフォーマル。下の方がカジュアル。
- ストレートチップ(ビジネスから冠婚葬祭までOK)
- プレーントゥ(ビジネスOK。冠婚葬祭はギリギリOK)
- ウィングチップ(ビジネスOK。葬式等はNG)
- Uチップ(ビジネスOK。冠婚葬祭はNG。)
- モンクストラップ(ビジネスOK。冠婚葬祭はNG。)
ストレートチップ、プレーントゥでもブラウンなど色が明るくなればなるほどカジュアルになります。冠婚葬祭はブラック以外は基本NGなのでお気をつけください。
よく磨かれた靴
もう一つの条件が「よく磨かれている事」です。しっかりと手入れされた靴は相手に好印象を与えるばかりか、自分の気持ちも上げてくれます。
靴が話のタネになったり、ビジネスの幅が広がったことも多々あります。
いくら高い靴を履いていても手入れのされていない靴は、新しい安い靴以下の輝きしか見せてくれません。
良い靴をよく磨くと、新品の頃よりも更に素晴らしい輝きを放ってくれます!
下記写真はスコッチグレイン匠シリーズのストレートチップです。10年履いています。
磨けば磨くほど光ります!
磨けば磨くほど輝く靴
TPOは分からなければ、ストレートチップかプレーントゥの黒を選択しておけばまず間違いありません。不意の冠婚葬祭にも対応出来る上、ビジネスでどんな場に遭遇してもバッチリ対応可能です。
問題は、磨く「靴」の方にあります。靴磨きをすればどんな靴もある程度キレイにはなりますが、真のオシャレを目指すのであれば磨けば磨くほど光る靴をチョイスしなくてはなりません。
バッチリオシャレな靴に仕上げるために必要な「靴」の条件は…
- 靴メーカーが製造する靴である事
- 3万円以上の靴である事
- ソールが交換可能な製法である事
こんな感じです。残念ながら安い靴はそれなりです。
靴メーカーの3万円以上の革靴であれば…ほぼ大丈夫です。
おすすめの靴20選
磨けば磨くほど光る靴のおすすめ品を紹介させて頂きます!
1足目:リーガル【01DRCD】
一発目はリーガルの01DRCDです。流行りに左右されない形状、アノネイ社の革を使ったアッパー、リーガルブランドを代表するストレートチップです。グッドイヤーウェルト製法でソール交換も可能!
初心者から上級者までおすすめ出来る一品です!
2足目:リーガル【02DRCD】
基本設計は【01DRCD】と同じですが、少し飾りのついたクォーターブローグです。01DRCDの品質はそのまま、さらにオシャレに!すでにストレートチップやプレーントゥをお持ちの方におすすめです。
3足目:リーガル【2235】
リーガルと言えば【2235】と言っても過言ではないく位の超定番品です。50年以上ほぼその姿を変えていないこの靴はリーガルを語る上では欠かせない名品です。
ブラウンを持っていますが、スーツにもジーンズにも合う万能選手です。少しクセがあるのでスーツに合わせるのであれば紺色のスーツがおすすめ!
【2235】については別で記事を書いているので購入を検討されている方は是非覗いてみてください!
リーガルの名品【2235】はスーツにもカジュアルにも合う!
どうも、shiny(シニー)です。 投稿したリーガルの2235の購入記事が消えてしまったので再掲させて頂きます。 いや〜記事が消えるとなかなかシンドイですね。バックアップは一応取ってあるのですが、色々 ...
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4足目:シェットランドフォックス ケンジントンⅡ【013FSF】
リーガルの上位ブランド、シェットランドフォックスのフラッグシップモデル、ケンジントンⅡシリーズです。ケンジントンのUチップは特にモカシン縫いがとても美しく、まさに和製ドーバー!(本家のエドワードグリーンのドーバーは20万円超え…)価格は本家の3分の1程度になりますが、それでもかなり高額な靴になります。しかし、その価値のある靴です!
5足目:シェットランドフォックス ケンジントンⅡ【011FSF】
シェットランドフォックス【013FSF】と同じモデルのストレートチップです。
ケンジントンⅡシリーズはグッドイヤーウェルト製法+マッケイ製法で土踏まずがかなり細めに設計されています。また靴底なども糸が見えないような仕立て(ヒドゥンチャネル)となっており、細部までこだわりの仕様になっています。
6足目:スコッチグレイン 匠シリーズ 【ヨーロピアンボックスカーフ】
上記写真は、私が10年履き続けているスコッチグレインの匠シリーズヨーロピアンボックスカーフです。靴磨きの趣味はこの靴から始まったと言っても過言ではない位思いれのある靴です。
スコッチグレインのヨーロピアンボックスカーフはその名の通り、ヨーロッパ製の革を使用しています。私の靴はアノネイ社のカーフを使用しています。ご覧の通り、キメが細かくワックスを掛けてもよく光る!
スコッチグレインの匠シリーズは新品で入手しようと思うと、アウトレットでしか購入出来ないのでお近くにプレミアムアウトレットモールがある場合は是非足を運んでみてください。
7足目:ジャランスリワヤ ストレートチップ
超コスパで話題のジャランスリウァヤのストレートチップです。インドネシア製のジャランスリウァヤはアッパーにアノネイの革、製法はハンドソーンウェルテッド製法というかなり手間とコストがかかる製法で制作されています。
革が良いので手入れをするとバッチリ光ってくれます。ダイナイトソール(ゴム)とレザーソールのモデルがありますが、ダイナイトソールの方が使い勝手がいいのでオススメです。
8足目:ジャランスリワヤ チャッカブーツ
先程のストレートチップと同じくインドネシア製。革の質が良く、よく光ります。この靴は私も持っていますが、3万円台の靴としてはかなりおすすめです。
形も現代風カッコいいですよ。ダイナイトソールです。
靴磨きするとこんな感じに仕上がります。履き始めてから5年位です↓
9足目:ロイドフットウェア Vシリーズ
ロイドフットウェアは日本人の足に合うラストを使って、英国ノーサンプトンで作るこだわりのブランドです。
Vシリーズは現在のロイドフットウェアの中で一番リーズナブルなモデル。ダイナイトソールを採用しており、雨の日でもある程度使える仕様になっています。価格はリーズナブルですが製品はもちろん高品質なので始めての本格靴入門にも最適です。製法はグッドイヤーウェルト製法。BERKER(バーカー)製です。
10足目:ロイドフットウェア Mシリーズ
ロイドフットウェアの中でもスタンダードラインのMシリーズ。もちろん日本人に合わせたラストは健在!英国、ノーサンプトン製。レザーソールが欲しいという方にはMシリーズシリーズがおすすめです。OEMメーカーはチーニーです。
11足目:ロイドフットウェア マスターロイド
ロイドフットウェアのフラッグシップモデル、マスターロイドシリーズです。ここまで来るとかなり良い靴の部類に入ります。かなりこだわりたい方向けの靴になります。OEM先はクロケット&ジョーンズ。マスターロイドは、クロケット&ジョーンズの中でも最高ラインのハンドグレードラインと同等レベルです。
12足目:チャーチ コンサル
チャーチは、1873年に靴造りの町として有名なノーザンプトンで小さな工房としてスタートしました。今や超一流メーカーの一角を担っています。中でもストレートチップの「コンサル」は人気が高くストレートチップの最高峰の一つです!
13足目:クロケット&ジョーンズ オードリー
クロケット&ジョーンズでおそらく一番知名度が高いモデルです。革のキメがかなり細かくまさに磨けば磨くほど光る靴です。
過去に購入した事がありますが、かなりいい靴でした!おすすめです!
14足目:エドワードグリーン ドーバー
Uチップの最高峰!品質も価格もとても高いです。革靴マニアなら一度は手に入れてみたいモデルです。このレベルはワックスなしでもかなり光りますよ。20万円超えレベルなのでそうそう買えるレベルでは無いですが、メルカリやラクマを駆使してでも手に入れたいモデルです。
15足目:エドワードグリーン チェルシー
ストレートチップではジョンロブと並ぶ二大巨塔の一角です。靴好きであれば一生に一度は所有してみたい靴の一つに選ばれるであろう一品!
16足目:ジョンロブ シティⅡ
エドワードグリーンとならび最高峰と言われるジョンロブのストレートチップ。こちらもかなり靴好きをこじらせてしまった人か超リッチな方が購入する最高峰の靴です。
もうワックスで光るとかそういうレベルを突き抜けた靴です。
17足目:ジョンロブ ウィリアムⅡ
ジョンロブのダブルモンクです。実はダブルモンクはジョンロブが初めて世に出した靴なんです。歴史ある最高のダブルモンクが欲しい方にはおすすめ!
10年は余裕!靴の磨き方!
ここまで靴磨きの「靴」について紹介してきましたが、今度は「磨き方」について紹介したいと思います。
馬毛ブラシで落とし
靴紐を外して馬毛ブラシで全体をブラッシングします。リムーバーで汚れ落としをする時にホコリを巻き込まないようにしっかりブラッシングします。
リームーバーで汚れ落とし
リムーバーを使って前回のクリームとワックスを落とします。
乳化性クリームで保湿
乳化性クリームで保湿します。
豚毛ブラシでブラッシング
豚毛ブラッシで全体をブラッシングします。この工程は表面に余った乳化性クリームをブラシで拭き取る作業です。
私が愛用しているのは、超コスパ豚毛ブラシです。価格は安いですが、品質はしっかりとした優れもの。 サイズも丁度いいです。 まだ持っていない方は本当におすすめ出来るブラシなので是非試してみてください。ワックスを掛ける
つま先とカカトにワックスを掛けていきます。
なお、磨き方については下記記事に詳細書かせていただいておりますのでよろしければ参考にしてみてください。
挫折失敗なし!鏡面磨きのコツ!
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完成
まとめ
今回は、おしゃれなビジネスシューズについて紹介させて頂きました。
再度まとめると、おしゃれなビジネスシューズとは下記の2点が守られている靴です。
- TPOにマッチした靴の形状
- しっかりと磨かれた靴
とても簡単な事ですが、意外にできていない人が多いです。
是非この2点を守っておしゃれなビジネスシューズライフを送りましょう。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。